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IMMORTAL (2021年)
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IMMORTAL
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解説 - IMMORTAL
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1. 失恋船長 ★★★ (2021-01-31 15:36:48)

MICHAEL SCHENKER GROUP名義で久しぶりにリリースされたフルアルバム。正直、参加メンバーの重複もあったりと、似たようなクレジットのプロジェクトが多すぎて困惑するのだが、今回はラフル・シーパースのような新顔を加わり、久しぶりの金看板名義に華を添えている。
新旧入り混じったマイケル節、哀愁を帯びた叙情的なフレーズをダークなカラーでまぶし、今まで以上に強度のある骨太なサウンドを構築している。勿論、マイケルらしい情緒はたっぷりとあるし、彼に求めるものをしっかりと理解し忠実に再現していると感じる。それだけに、ややこしい名義が気になるのだが、いずれにしろマイケルの美学は貫かれており、意表を突くラルフ・シーパースの参加した①を筆頭とするパワフルさの増量と、従来のスタイルと言える儚くも美しいマイケルの芸術性が見事にリンク、その華々しい天賦の才が満開に花開いていると言えよう。
古くて新しいマイケルサウンドの復活。なんちゃら○○周年的な売り方だけではないと思いたいほどの充実感はある。

とはいいつつも体毛が濃そうなロニー・ロメロの暑苦しさとマイケル節はフィットしているかとか?不満ではないのだが気にはなるが、個人的には、今までのマイケルにない気合いの入った攻撃的な①を聴き、今作は新機軸を打ち出すと踏んでいたので驚きはなかった。

ここからは余談ですが、①に始まり、半数の曲が先行公開、最近の風潮とはいえ、一番最初に公開されたラルフの唄う①は、そのインパクトも付き合い聴きまくった。なんたってMSGにもしも、ロブ・ハルフォードが参加したら、どんな曲を書くのかなぁが、実現したようなものだからである。それが2か月以上前の11月に聴かされている、そのおかげで今作に対する実績を安心を積むことにはなっているが、半数は先行公開されているので、アルバムを通して聴く時の温度差が生まれてしまった。ある意味、アルバムを聴いた気分です。それだけに、素晴らしいアルバムの魅力が半減してしまったのが個人的な感想です。
難しいよね。売るためには、ガンガン予告編をみせて、凄いアルバムだと売り込む必要はある。そもそもダウンロードしてもらえば、お金になる。だから個別売りは正解になるのだが、サブスクなんで、嬉しい提供ではあったが、やり過ぎと言う贅沢な悩みを抱えたというのが正直なところですね。



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