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Monstrocity (2017年)
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Monstrocity
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解説 - Monstrocity
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-12-17 19:45:23)

かつてセバスチャン・バックがいたことでも有名なグラム系の硬派メタルバンドによる復活作。ド派手のルックスとシュレッドギターを擁するサウンドは、明るい脳天気なメインストリーム寄りのL.Aメタルとは違い、当時のシーンにとっても異質なバンドであった。
それだけに、このバンドがどのような形で復活作を届けるのか興味も注がれます。
今やエルビス・プレスリーのソックリさんというか、エルビス・プレスリーそのもので活動するシンガーのブレット・カイザーも現役感バリバリ、当時から女性としては頭一つ抜けていたギタリスト、マキシン・ペトルッチのごっついギタープレイに陰りはなく、この古くて新しいヘヴィメタルサウンドの軸となり八面六臂の大活躍、盤石のリズムプレイにも隙はなく豪快なリズムを叩き出し、ダイナミックなバンドサウンドを牽引、MADAM Xというバンドが持っていた毒気と硬派なメタルスピリットを現代のフィルターを通し再構築。そのビルドアップされたメタルサウンドは今の若い人にも十分訴求するだけの魅力がある。特にオープニングナンバーの迫力には飲まれそうになった、コンパクトな楽曲が多いので力業で乗りきった感もある。正直、繰り返し聴くと、アイデアの流用の多さに飽きのサイクルも早まるのだが、古典アメリカンロックの切れ味を損なわないテンションの高さは、懐かしいだけではない魅力がある。



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