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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2021-04-07 23:47:30)

90年代に残した2枚の国内盤が中古屋の特価コーナーでひっそりと埃を被っているオハイオ出身のHRバンドMARA。個人的には今でも両作を引っ張り出しては聴き直しているぐらいお気に入りのバンドでして、本作はMARAが'95年に発表した蔵出し音源集に当たる作品です。
カセットのみの流通だった自主制作の1st『BREAKING THE SILENCE』収録曲の内、2nd『POETRY & MOTION』でリメイクされなかった6曲に、未発表曲2曲を加えた全8曲からなる構成。長らく探していた1枚ゆえ、数年前に中古盤屋で発見した時は思わず震えましたよ。まぁその割に1,000円弱で買えちゃって「プレミアついてないんかい!」と、特に誰も欲しがっていない事実に嬉しいような悲しいような複雑な心境に陥りましたが。
ともあれ、漸く聴けた本作はやはり大変素晴らしいメロディアスHRアルバムでしたよ。次作『AMERICA』では90年代らしいシリアスで内省的な雰囲気も漂わせていた彼らなれど、本作は煌めくKeyを適宜取り入れた、爽やかなポップ・フィーリング薫る80年代感満点のサウンドを披露(実際80年代に書かれた楽曲ばかりなのだから当然っちゃ当然)。自主制作ゆえ音質的にイマイチな部分はあるものの、声質自体が哀愁を帯びているマーティ・ファリスの感傷的なVoと、ジェイソン・アロノフの痒い所に手の届くメロディアスなGプレイという、MARAの二本柱が魅力的に機能している①②による本編開幕早々の畳み掛けや、後に3rdアルバムに日本盤ボーナストラックとして収録された、サックスを有用する抒情バラードの逸品⑥は、その辺を差し引いても余りある輝きを放っています。
入手が容易な2nd、3rdと併せて、未聴の方に猛プッシュする1枚。再結成しないかなぁ。



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