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解説 - GYPSY
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1. 失恋船長 ★★★ (2021-04-14 17:13:02)

ピーター・ゴルビー時代のライブ映像。場所はLondon Camden Palace。TVの収録用のものが原本らしいが確証はない。
ある意味、貴重なゴルビー時代のライブなのだが、ミック・ボックスのワイルドかつハードなギターを前面に出した勢いのあるステージになっているのに驚く。かつてのようなプログレタッチの幻想的なスタイルではなく80年代的なモダンさも加味された新生ヒープそのものをパッケージ、そのホットで活きのいいステージを楽しめるが、少々物足りなさはある。
それは、思いれや選曲などにもよるのだろうが、個人的には、バイロン時代の曲では、やや軽く仕上がってしまった。また、喉に問題を抱えていたデリケートな男として知られるゴルビーのパフォーマンスも粗めだったりと気になる点も多い、それでもミックは、バンドをグイグイと引っ張り、ヒープの金看板を支えている。
それだけでも十分、この作品には価値があると思います。
思いのほか、The Wizardがハマっていたりと新しい発見もあり、個人的には大いに楽しみました。
ピーター・ゴルビーが引退した状態なので、今となっては忘れ去られている感があるのだが、80年代中期と言うシーン全体の過渡期に、ヒープがどのようなスタイルで勝負していたかを知ることが出来る資料的な価値も高い一品。半分以上がゴルビー時代と言う選曲も含め、マニアの心も擽るだろうし、ヒープマニア以外にも訴える場面は多いと思います。
やはりライブならではの勢い、その魅力を体感してください。
また、ヒープ最大の危機を迎える直前の時代だというのを理解してみると、また違う感情も湧き出ると思いますよ。



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