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MY BONES SHALL REST UPON THE MOUNTAIN (2021年)
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MY BONES SHALL REST UPON THE MOUNTAIN
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解説 - MY BONES SHALL REST UPON THE MOUNTAIN
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コメント・評価

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1. kamiko! ★★★ (2021-05-04 22:45:47)

オーストラリア産ドゥーム2021年作
一応ドゥームとしたが、ツーバスもあるし一口でドゥームと言い難いところもある。ペイガンメタルのようでヴァイキング的でもある。
基本鈍重なリフで進行し、ゴリゴリに歪んだギターを豪胆に掻き鳴らす。今は無きBathoryを彷彿させ、若干ポストブラック寄りにシフトさせたような
音楽性に大きな魅力がある。しかし、コモリ気味の録音状態は、評価を真っ二つに分けそうだ。この粗雑な録音が味わいになっているとは言い難く
コレを楽しむには少々慣れが必要だ。ボクはあまり気にならなくなった。そのハードルを越えれば、このサウンド特有の浪漫主義的な雰囲気にハマる。
なんといってもジャケが美しい。鷹が飛ぶ夕焼けをバックに、獣の頭骨が描かれる荒野、石碑の前で白馬に跨る槍を持った騎士が佇む。
戦いに疲れ、故郷に帰ってきた的な雰囲気と、大地を感じさせる壮大さ、嘆きのような歌い回し、重厚で禍々しい金属音など、ジャケの世界観と音が見事に一致。
インナーには実写の山岳と湖、かなりポイント高いジャケにワクワクするんですが、ひとつだけおかしな点が。何故か鳥居の写真が・・??
西洋を思わせる完成度の高いジャケでありながら、この鳥居で一体どこの国をテーマにしたサウンドなのか、さっぱりわからなくなった。
CDを取り出すと、アーティストと飼い犬らしき写真が。・・・せっかくの世界観が若干台無しなところは、まあご愛敬ということで。
粗雑な録音で豪快な感じは、学生時代にBathoryのHammerheartを初体験した時の感覚に非常に近く、この路線がツボの人に超オススメ盤である。
次作はアングラ臭を漂わせたまま録音状態を向上させて欲しい。一聴してポンコツ感に騙されないように。とても雰囲気のある素晴らしい作品だ。



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