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Desolate (2003年)
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Desolate
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解説 - Desolate
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1. kamiko! ★★★ (2021-06-07 02:04:28)

ベルギー産フューネラルドゥーム2003年作
人に貸したままになって15年以上経つが、少なくともコレを借りたいと言ってきた友人はある意味天才だ。このチープさに潜む魅力を理解するには
彼の作品をゲットし続けないと全く意味がわからないだろう。コレをゲットした当時は、再生した瞬間に聴こえてくるチープなノイズにショックを受け
窓から円盤のように投げようかと思ったものだ。こんなシロモノに散財した自分が情けなくなり、こんな作品に対して少しでも興味を持った自分はバカだと
自己嫌悪したものだ。いろんな作品を蒐集していると、驚くようなポンコツ作品に出会ってしまうことがある。この作品はそんなポンコツ作品群の中でも
特に際立ったポンコツ感があった。しかし、何故だろう。Stijn van Cauterの作品をゲットし続けてもはや十数年、購入当時に全く理解できなかったが
この作品は彼の作品の中でも特に素晴らしいと気付かされる。果たして需要があるのかどうかわからないが、最近はStijn van Cauterの作品のリマスター盤が
次々と発表されている。この盤のリマスター盤が出れば即買いである。
彼の作品では珍しく、霧が立ち込める大海原に船の帆のようなオブジェが描かれる惹き込まれるジャケである。耳に障る甲高く尖ったノイズは、聴き易く加工されず
チープさを醸し出しながら響き渡る。しかしその音は、喧しさとは裏腹に、まるで凪を感じさせる静けさを伴う。そこに鈍重なフューネラル感を纏ったギターが
絡んでくる。ジャケイメージに見事に合致した音楽性と、大胆な音響に絶大な魅力がある。
まあ、さっき新作の記事でも書いたが、万人にオススメできるシロモノではなく、ポンコツ感とレジェンド級が紙一重で折り合った衝撃作品である。



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