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ヘヴィメタル/ハードロック
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1.
失恋船長
★★
(2021-07-02 18:31:29)
LAZY解散後、影山はソロに、結局田中は井上とNEVERLANDを組むも、各々がLAZY時代の成功を掴むことは出来ずに低迷することになる。高崎と樋口の快進撃を、どう感じたかはLAZY再結成後に赤裸々に語る姿は尊いものでしたが、この3人、短命に終わったが90年に再度集まりバンド活動を開始、久しぶりにミッシェル、ファニー、ポッキーが揃うのですが、個人的には再結成LAZYの中途半端なヘヴィ路線よりも好感が持てる、ポップでアーティステックな感性を生かしたロックサウンドを奏でており、影山の歌声を中心としたリラックスしたムードはLAZYファンにも十分に訴求する魅力があり、NEVERLANDから来たファンにとっても好感が持てる作風になりました。
クリーンなトーンから映し出される素直なメロディ、染み渡る歌心溢れる影山のパフォーマンス、特には伸び伸びと演奏するバックのメンバーは腕もあり、聴かせ方が上手い。
多彩な音楽性をバックボーンに持つ腕利きのメンバーが揃うからこそ、成し得たであろう鋭く反応するイマジネーションくすぐるプレイ、アホでは出来ない知的なエッセンスが漂います。
とは言えハードテイストは皆無、時折ギターがワイルドになりますが、基本はそこではないフュージョン系のスタイルで迫っているのですが、ギター小僧がコピーしたくなるようなフレーズはある。
ジャズ、ロック、フュージョンと多彩な音楽を飲み込んだ大人のオシャレサウンド、丁々発止のロックバトルとはいかないが、あっち方面にも理解のあるマニアなら楽しめる要素も大でしょうね。やはり演奏が出来てのプロなんです。ちなみにLAZY時代に近いのは、今作には未収録にはなるのですが、『愛と剣のキャメロット』というアニメ関連の作品に楽曲を提供、興味のある方はそちらも探してみてください。
ちなみに、このバンドのギタリスト松尾洋一氏は、音楽学校の講師なども行っているのですが、ある意味、一般的に知られているのはアニソン関係の仕事で腕を鳴らした以外に、ホストで有名なRolandの父親としても知られています。あの源氏名、ギターアンプから来ているの?なんてが勝手に思いましたが、検索すればわかるのでしょうが止めときます。
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