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LIFE (2019年)
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解説 - LIFE
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-10-01 05:32:38)

このバンドのことしっかり失念していましたね、CD買わない弊害ですよ。棚からCD選ばないからもう忘れるのよね。ジョニー・ジョエリ以外は流動的なメンバーで活動。かつてはニール・ショーンのビックネームが売りみたいな感じだったが、母体はジョエリ兄弟のバンドだっただけに、不完全燃焼で捨てられたのはさぞや悔しかったでしょうね。シーンの移り変わりも追い打ちを掛けました。

その後、ジョニー・ジョエリが様式美メタルの勇者アクセル・ルディ・ペルと戦いの道を選ぶとは驚きでしたが、もはや彼にとっては重要なキャリアと言えるでしょう。欧州で掴んだ基盤。そしてフロンティアレーベルの成功。欧州のみならず、こういうメロディを愛するモノには安心と実績のブランドとして、もはやメロディックメタルの総本山と行っても過言ではないでしょう。

それだけに、今作もアンパイです。アレッサンドロ・デル・ヴェッキオが作曲およびプロデュースで全面的にバックアップ。勢いのある熟練されたサウンドは適度な熱さと洗練されたメロディが絶妙に混じり合い、これぞジョニー・ジョエリサウンドと呼びたくなる仕様。

リードギターとして参加したマリオ・ペルクダニもパッションのあるギタープレイで魅了。チョーキング一発にも味わいがあり、大役を見事にやり切っている。この手のサウンドはやはりハツラツさがあった方がいい。堅実故に勢いのある曲調を増やした事で視聴感も倍増。ノリノリで楽しめます。サウンドの幅を広げるキーボードも隠し味に、ジョニーは灼熱の喉を披露している。

安定感のあるリズムプレイも邪魔をすること無く重さを演出。これあってのハードサウンドである。シンプルだが奥行きの深い音。しかし似て非なるモノとなので、フロンティアレーベル謹製サウンドが苦手な人は、やはり鼻につくだろう。
それが好きだという人には、往年の巨人軍の勝ちパターン、角、鹿取、サンチェを思い出せる絶大の安定感を誇っている。

それにしてもやってんなぁ。見事だな。これぞジョニーだよ。ギターソロも良く歌うのよ。ピアノをバックに歌うのよ。流石です。



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