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Binary Music

マイケル・パレスがやりたいことをやり尽くす、ソロプロジェクト第2弾。ドラムにダニエル・フローレスが参加という、その筋にとっては両雄が並び立つ豪華な布陣に興奮度もマックスでしょうね。
そんな両者のコラボは相乗効果を生み出し極上のメロディアスサウンドを披露。メロディ派の心をウキウキさせるような朗らかでチョイ哀愁のあるメロディ、その素直な響きに身体が踊り出すような躍動感を感じるでしょう。
硬軟のバランスのとれたサウンドメイクと80年代的志向を感じさせる作風、狙いすましたメロディアスハードサウンドは、マイケル・パレスに求められたものを純粋に表現したと言えるでしょう。唄を邪魔しない演奏、何を聴かせたいかを明確に見据えたアレンジの旨味。唄モノロックファンならば、手に取って損はしないでしょうね。

失恋船長 ★★★ (2022-04-03 13:35:30)


Rock and Roll Radio

マイケル・パレスのソロプロジェクトバンドの第3弾。マルチプレイヤーとして知られる彼ですが、今作では多くの場面で自分のカラーを投影、それもそのはずでアレンジを含め各パートまで自分の手で再現する始末、もうやりたい放題のメロディアスロック路線を突き詰めています。それはオープニングから炸裂で、○○風味満点の楽曲を全力でやりきっています。潔癖症な人は、オープニングのイントロで撤退を決めるでしょうが、懐かしきキラキラ系の産業ロック路線はどれもが高品質、同窓生の家で見る卒業アルバムのような懐かしさを共有できるマニアなら必ずや満足出来るでしょう。
嫌みのないクリアーな歌声とツボを押さえたアレンジ、サックスも飛び出すオシャレ感とハードエッジを効かせたサウンドは、上手いこと仕上げています。その筋のマニアならずとも身を乗り出したくなる視聴感の良さに笑みもこぼれますが、やり過ぎだと思う瞬間は少なくないです。そのあたりが評価を大きく分けるでしょう。
北欧のFORTUNEとかも、こういう路線を突き進めれば良かったのになぁ、なんて懐かしい空気にさせてくれるのは嬉しいのですが、熱心に聴くほどでもないのが玉に瑕でしょうね。

なんだかんだ言いましたがメロディ派のマニアには心に引っかかると思いますよ。北欧風味のミンティアなメロディ、そして完成されたメジャーサウンドは極上の絡みを魅せ何を聴かせたいかを明確にアピール。甘口ばかりじゃないロックなドライブ感があるのも頼もしい限り、よく練られ計算し尽くしていますよ。
でもこういうの聴くと思いっきり下品なサウンドを欲するんですけどね。
それにしても口当たりが良いわぁ、口ずさむわぁ。

失恋船長 ★★★ (2021-10-31 14:01:14)