この曲を聴け!
最近の発言
Crime and Punishment (失恋船長)


MyPage

STORMHUNTER - 最近の発言
モバイル向きページ 
解説 - 最近の発言
新しいコメント・評価 (タイトルをクリックすると当該項目に移動します)


Crime and Punishment

バンド名と甲冑に身を包んだ騎士が描かれるジャケを見れば音楽性も聞えてきますよね。ツインギター編成のジャーマンメタルバンドによる2枚目のフルアルバム。屈強なメロディアスサウンドが哀愁をまとい疾走する、これぞ欧州産のスピードメタルというか、ドイツ特有のスピードサウンドを披露、初期型ハロウィーンだし、ロックンロルフだしブラインドガーディアンなどの初期のスタイルが好きな人ならば胸が焦がれる、あの古くさい音色の鋼鉄サウンドを魂が震えながらかき鳴らしていきます。
リードギターとして活躍するステファン・ミューラー、そして相棒を務める紅一点のジュリア・ワイスによる二本のアックスマンによる泣かせのフレーズ、我が身の命運は神のみぞ知ると言わんばかりに勇猛果敢に突っ込む戦士の達の刹那、そういうドラマティックなバトルメタルサウンドと展開、ワタクシはそちら方面に疎いので、恐ろしいくらいのパクリを敢行しても気がつかないのだが、このバンドの欠点は、ヒロイズム溢れるバトルメタルを具現化するだけの歌い手でないとうのが気になる、完全に演奏に負けているし、ヌルッとしていて気になる。せっかくロトシリーズの鎧を身につけたのに、武器だけ銅の剣のままじゃ様になりませんよね。
そのポンコツ感がマイナー臭さを倍増、マニアならば逆にそこに惹かれるかも知れませんね。前編に渡り駆け抜ける哀愁とスピード感、この手の勇壮なメロディに涙したいマニアにはたまらん一枚かと思います。

失恋船長 ★★ (2022-01-31 13:26:24)