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Suffer the Children / Only Time Will Tell (火薬バカ一代)
Miracles / Only Time Will Tell (火薬バカ一代)
Only Time Will Tell (火薬バカ一代)


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Suffer the Children / Only Time Will Tell
アルバムを締め括る8分以上に及ぶ大作ナンバー。
ヴィンス・ディコーラがプログレッシブ・ロックに捧げる
愛情の程が伺えますが、難関さよりも映画のサントラ的な
壮大さを前面に押し出し、メロディも叙情的でキャッチー。
あくまで親しみ易い仕上がりな辺りにも
この人の曲作りの拘りが見て取れます。

火薬バカ一代 ★★★ (2022-02-23 01:22:17)


Miracles / Only Time Will Tell
80年代に世に出ていたならば、映画やドラマの主題歌、あるいはCMソングに
起用されてきってヒットを飛ばしていたろうに・・・と思わずにはいられない
フックの効きまくったバラード。歌っているのはCHICAGOのジェイソン・シェフ。

火薬バカ一代 ★★★ (2022-02-23 01:11:01)


Only Time Will Tell

映画『ステイン・アライヴ』や『ロッキー4』のサントラに参加したことで、音楽シーンでの知名度を一気に上げたマルチ・アーティストのヴィンス・ディコーラが、長年にわたり様々なミュージシャンとコラボして作り溜めて来たマテリアルを取りまとめ、'21年にソロ名義で発表した作品。
ゲストVoとして招かれているスティーヴ・ウォルシュ(KANSAS)、ボビー・キンボール(TOTO)、ジェイソン・シェフ(CHICAGO)、スタン・ブッシュetc…といった顔触れから、てっきり歌モノのロック・アルバムに仕上がっているものと思いきや、開幕を告げるOPナンバー①はなんとゴリゴリのプログレ・メタル・ナンバー。いきなり意表を突かれましたが、聞けば元々はプログレ畑でミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせた方のようで、脇役に埋没せず、アレンジの要となって曲展開を引っ張るKeyのリード楽器ぶりや、アルバムを壮大に締め括る大作⑬のようなドラマティックな楽曲からは、彼がルーツ・ミュージックに寄せるリスペクトを窺い知ることが出来るのではないかと。
とはいえ本編の軸となるのはやはりメロハー路線の楽曲であり、特にバラード系の楽曲はどれも秀逸の出来栄え。世が世なら大ヒットは確実なハート・ウォーミングな③(Voはジェイソン・シェフ)、ボビー・キンボールがエモーショナルに歌い上げる⑦、幻に終わってしまったスティーヴ・ウォルシュとのプロジェクト用に書き上げられたという⑨なんか取り分け印象に残る仕上がり。
ベテラン・ミュージシャンの技前がしっかりと発揮された、次回作も期待したくなる充実作です。

火薬バカ一代 ★★★ (2022-02-21 22:23:39)