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Wired for Sound

US産メロディックパワーメタルバンドの2枚目。リリースは2014年、当時はお蔵入りした幻の音源がNo Remorse Recordsの手により復活しました。マニアを歓喜させた事件として裏街道ではビックニュースとなった一枚ですよね。
のっけから勢いよく駆け抜ける疾走ナンバーで掴みはOK。そのドライヴィングする鋼鉄の嵐に前作以上、期待値をグッと上げて貰いました。相変わらず、どこかで聴いたことがあるようなフレーズやメロディも飛び出しますが、日本人にとっては、そこが逆に愛着ポイントに変換されるような魅力が満載、DOKKENのパワーメタルヴァージョン的なニュアンスで紹介される機会も多い彼らですが、その説に大いに頷ける音楽性を披露しています。
時代の中でタイムリーな音楽性ではなかったかも知れないが、ツボを押さえたギターとパワフルなリズム、エモーショナルなメタルヴォイスと条件は揃っていただけに、バンドの顔となる個性という点を磨き切れれば大化けする可能性のあるバンドだっただけに、こうして一部のマニアだけが愛するバンドで終わってしまったのは残念で仕方がありません。

ドラムのジェフ・ウォードはMinistryでドラムを叩き、Nine Inch Nailsにも顔を出した人物、実弟はFlotsam and Jetsamのジェイソン・ウォードです。
ベースのダニー・ヴェガはAftermathで活躍、ギターのミック・ヴェガとは兄弟です。シンガーのブライアンはCyclone Templeの1stで唄っていました。
こうしてチョイとバンドのバイオを紐解いても、これだけのバンドに繋がるのだから探究心は尽きませんよ。いくつになっても出会いは大切ですね。

失恋船長 ★★★ (2022-04-10 19:17:48)


Jealousy / Nothin' to Do But Rock
聖なる守護神さん、お疲れ様です。
私がこのバンドを知ったのは2000年に入ってからです。リリース当時は知りませんでした。
NO REMORSEの再発も驚きましたが、同時期に幻の2ndも復刻させた偉業に驚きと感謝を述べたいです。
マニア御用達のNO REMORSEには随分と助けられています。
今後ともヨロシクお願いします。

失恋船長 (2022-04-10 18:48:14)


Jealousy / Nothin' to Do But Rock
おぉ「 失恋船長さん」、HAMMERONか(リマスター再発される迄は、ブートのコピー盤を愛聴しておりました...苦笑)
'14年リマスター盤(「NO REMORSE Records」)では何故かタイトル名が"Nothin' To Do Again But Rock"になってまして...("Again"が加えられたりもしましたが)

...で4曲目に収録されたこの曲

その魅力的な抒情的メロディと展開が、WARLORDや1st期HIER APPARENTにも通じるものだったと思いますし、個人的にはWARLORD系の叙情派カルトメタルという捉え方をしておりました

ですが...曲によってはあのDOKKEN風味もあって、線が細く少し鼻にかかった高音域などはドンの歌唱に通じなくもないし、実際に本曲途中のアコギアレンジなどはそのDOKKENの"某Into The Fire辺り"を手本にしたんじゃ...なんて感じられるのではないでしょうか?

聖なる守護神 ★★★ (2022-04-10 11:16:30)


Nothin' to Do But Rock
世界中のカルトマニアが血なまこになって探していると言われるUS産パワーメタルバンドの1st。リリースはメタルバブル吹き荒れる1986年、そんな時代に筋骨隆々なマッチョメタルを披露と、時代と逆行する分けですからリアクションは良好とは言えなかったでしょう。
また、大胆なオマージュも多いので気になる方は早い段階で脱落するでしょうが、個人的にはそこがツボだったりと、この無頼なコンクリートサウンドの中にねじ込まれる情緒のあるメロディとキャッチネスさは、少々無愛想なアメリカンロックの中に細やかな表情を与え、安直な拝借すらも味方につけられるメタル愛を猛烈に感じてしまい、ランニングタイムの短さも手伝い気がつけばリピート再生となります。とは言え、今作がどうして高額なレートがつくのかはイマイチ理解できないが、今では簡単に試聴できる環境なので、グランジ以前のアメリカンハードサウンドに興味がある方は是非とも聴いて欲しい一枚であります。
アメリカのバンドでありながらもヨーロピアンテイストも強めの叙情派スタイルは、確実に日本でも需要のあるサウンドでしょう。派手さはないが堅実な演奏も素晴らしい、のちにCyclone Templeやジョー・スタンプ等で活動する、ブライアン・トローチの歌声も説得力があり、この手のスタイルのヘヴィメタルサウンドにフィットしていたのも高い評価に繋がった要因でしょう。

今回久しぶりに聴き、以前のイメージとはだいぶ違う印象を受けましたね。もっと不器用なスタイルだと思っていたのに、思いのほか楽曲に色艶があり、情緒のあるメロディに魅了されました。ド派手に走らないメタルの格好良さ。いいバンドだなぁ。こうなると高値のレートに納得しますよね。

失恋船長 ★★★ (2022-04-09 18:23:57)