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Dressed in Black (1982年)
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Dressed in Black
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解説 - Dressed in Black
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1. 失恋船長 ★★ (2022-04-15 20:35:24)

元祖北欧メタルバンドの一つとして語られるグローリー・ベルズ・バンドの記念すべき1st。リリースが1982年、完全にNWOBHMからの影響は強く、デーモンなどのサタニカルなイメージよりはサクソン的なロックサウンドをベースにしていますが、北欧の冷ややかな風も吹かせ、屈強なリフワークと小気味の良いリズムが耳を惹く古典サウンドは、正に80年代初頭のヘヴィメタル産声を感じさせるモノであり、NWOSHMと言いたくなるような独自性を強く感じます。
そこはかと流れる北欧マインド、そこに叙情的なギターの絡みからは、アイリッシュな匂いも隠し味に力強いリフとメロディアスなソロを絡めオリジナルティを確立、イングヴェイ・マルムスティーンのデモで叩いた事でも知られるドラマーのボー・アンダーソンは、今作でも効果的に機能、けして潤沢な予算さレコーディング期間があったとは思えない、青さはあれど、自ら切り開こうとする純粋なる野心が音に込められているように感じられ、説得力の高さに唸ります。
少々、癖の強い唄い回しのグローリー・ノースのパフォーマンスに評価も分かれそうですが、そこも込みで楽しんで欲しいですね。
ちなみにバックに映り込むメンバーショットは6人、ギターは3人クレジットされ、一人はキーボード兼務、どういう状態なのかは分からないが、音源を聴く限りキーボード大活躍は思えず、かといってトリプルギターによる厚みも感じない、実に不思議なバンドでしたね。



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