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Only Human / Double Trouble (火薬バカ一代)
Double Trouble (火薬バカ一代)


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Only Human / Double Trouble

躍動感溢れる曲調にキャッチーなメロディ、
それをパワフルに歌い上げる張りのある
ロビー・ラ・ブランクのVo、的確に曲を盛り立てるGソロ…と、
本編に対する期待感を煽る「掴み役」として
申し分のない働きをこなすハードポップ・ナンバー。

火薬バカ一代 ★★★ (2022-05-25 01:25:27)


Double Trouble

「最近音沙汰ないけど、どうしてんのかなぁ」と思っていたロビー・ラ・ブランクが、’21年に初めてのソロ・アルバムを発表してくれました。どころか今年はFIND MEでも新作をリリースしてくれて、しかもこれがまたなかなかの出来栄えだったりと、ここ数年の不在を埋め合わせるようなアクティブな活動ぶりが頼もしいじゃありませんか。まぁ個人的にはBLANC FACESの帰還が一番嬉しいのですが、そっちは気長に待ちましょうや。
プロデューサーとして、お馴染みトミー・デナンダー、FMのスティーヴ・オーヴァーランド、それにESCAPE MUSICのカリ・タラクが名を連ね、トミーとスティーヴに関しては作曲とパフォーマンスの両面でロビーをバックアップ。なので本作で披露されているのは当然の様にFIND MEやBLANC FACESを彷彿とさせるメロディアスHR。というかあれらを更にAOR/産業ロック方向へ寄せたようなポップさゆえ、HR/HMを期待するとチャカポコしたアレンジに肩透かしを食らうかもですが、ロビーの歌を堪能する分には何の不足もない…どころか、もろ手を挙げて歓迎したくなる充実作ですよ。
OPナンバーに相応しいキャッチーさでメロハー愛好家のハートをガッチリ掴む①から、TOTO的なアレンジが飛び出すスリリングさと洗練を感じさせる⑥のような楽曲における張りのあるハイトーンVoから、エモーショナルな歌い回しでリスナーを酔わせる⑨のようなタイプの楽曲に至るまで、衰え知らずの熱唱に惹き込まれていくうちに、あれよあれよと本編を聴き終えてしまえる1枚。
このクオリティで日本盤リリースなしってのはいかがなもんでしょう。

火薬バカ一代 ★★★ (2022-05-24 01:01:59)