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7 (失恋船長)


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7

いつも通りのサブスクで音楽を楽しんでいたら類似するアーティストとして自動再生されたのが、このアルバムからの2曲目。全然知らないバンドの登場に驚きましたが、音楽性の確かさに驚いた。
そのまま、アルバムを再生するのだが、これが実に落ち着いた味わい深いメロディアスロックを展開。誰が参加しているんだろうと軽くググれば、その筋の達人が揃いバンドを支えているようですが、これだけゲストが参加しているとバンドというよりはシンガーである、ミック・ディヴァインのソロバンドみたいな感じもしているのだが、なんと言っても詳しいバイオを全く知らないので、誤った情報ならゴメンなさいである。

全く商業誌を読まないので、このバンドの音源がルビコンから出ていることにも驚きますが、甘いバラード③の登場にメロディ派ならばウットリと微睡むでしょう。堅実なメロディアスロックの④への流れも絶妙、TENをAOR化した音楽性とも言える英国風味満点のAORサウンドに、メロディ派ならばグッと引き寄せられる場面も少なくないでしょう。

とは言え新しい何かがあるわけではない。その時代を超越する普遍的なスタイルが最大の売りなのだが、そこが最大の評価を分けるでしょうね。⑤も良いのよ。絶妙な甘さと大人の味わいを巧みに演出、その振り幅を生かしたメロディが耳を引き寄せます。

職人技が冴える1stアルバムとは思えない完成度の高さ、全てが平均点をクリアーとその質の高さに舌を巻きますね。

失恋船長 ★★★ (2022-10-06 00:52:14)