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Fool of Lies (失恋船長)


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Fool of Lies

リサ・ベイカーなる女性シンガーが率いるバンド名なのか、とにかくBON JOVI方式で彼女の名前がメインに出ているL.Aメタルバンド幻の音源。どうやら1986年に自主制作でシングル盤をリリースしているが、バンドは程なくして活動を停止。その後の行動を知るよしもありませんが、2022年の8月に未発表2曲を追加して配信版を世に出してきた、Amazonでも手に入るが、Spotifyなどサブスクの無料サービスがあるので、そこで楽しんで欲しい。
リサ・ベイカーなる女性シンガーは、ドッケン結成前のジョージ・リンチを活動したり、マーク・ケンドールをグレイホワイトの前身バンドにいたりしたらしいのだが、真偽のほどは不明。だがジョージとミック・ブラウンがいたXCITERの音源には二人のシンガーがいる、一人はParis Is Burningのオリジナルを唄うGreeg Sanford、そして後半の4曲を歌う女性シンガーがLisa Furspankerとクレジットされる女性シンガーがいるのだが、恐らく声が似ているので同一人物かと思います。

他の参加メンバーの事も分かりませんが、激レアのバンドである事は間違いないだろう。そしてL.A界隈もまた、NWOBHM同様、有象無象のバンドがいたことは間違いありません。
このバンドの楽曲はけしてレベルの低いモノではなく、メインストリーム寄りのキャッチーでハードなグラム系サウンドを適切に鳴らしている。4曲入だけに全貌が見えるとは言えないが、フルアルバムが聴いてみたいと思わせるだけの及第点は十分に献上できるクオリティを保持、なんと言っての主役である彼女の歌声が実に堂に入ったもの、ハードなサウンドに負けない存在感を発揮しています。パヤパヤ女子力高めの歌声よりもズッと頼もしく男前である。

それにしても配信の世界は奥が深すぎる、大手ストリーミングサービス以外にも、安価で世に出せるアングラなサービスもある。それだけに、過去の思い出の眠らせるのは惜しいでしょうね。どんな形であれ知って欲しいと思うでしょうね。
そういう意味では、CD選びもカタログだからと聖飢魔Ⅱに揶揄されるようなメディア偏重ではない、好奇心旺盛なマニアにこそ知って欲しいレア盤である。

失恋船長 ★★★ (2022-10-24 01:10:08)