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The Hex Is On… and Then Some (2008年)
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The Hex Is On… and Then Some
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解説 - The Hex Is On… and Then Some
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-10-24 14:14:48)

ベタなバンド名の為に、世界中に沢山存在するはずである。そういうバンド名も損をしていると感じますが、こちらはカルフォルニアを拠点に活動する硬派なグラム系バンドの音源をまとめたモノ、彼らのキャリアとしては前半に曲順を変え収録されたEP『The Hex Is On』が有名、シングル盤やデモを収録してキャリアを総括しているのだが(EPは別項目があるのであちらで紹介したい)やはり⑪曲目からの変節に触れるべきであろう。
ダークな質感も設えたグラムスタイル、EPのリリースが1985年という背景も読み、そういう音楽性にくみしたのだろうが、スラッシュムーブメントも沸々を火がついていたので、硬派な面を押し出すべきだったというのも作戦もあったろうが、知名度の低さとは合わないほどの力量を感じさせ、ある意味、アメリカンパワーメタル勢にも通ずる力感を有していただけに残念で仕方が無い。
そういうバンドではあったようだが、⑪以降の音楽性は全くの別物だ。

ブルージーさもあるヘヴィなロックスタイルへと変遷、いつの時代の音源なのかと思ったら1996年のモノで、しかもバンド名はGOD BOX、そしてプロデューサーにハワード・リーズを迎えている。
そういう驚きの中で参加メンバーに目を奪われる、まずギターは、あのローワン・ロバートソン、ベースは渋いがフィル・チェン、そしてゲスト参加に⑬でスラッシュ、⑭にはスティーブン・スティーブンス、さらに⑱ではクリス・ホムルズというクレジットを発見、キース・エマーソンがピアノで⑬にクレジットと、どういう経緯で参加したのかは興味深いが、マニアにはチョイと無視できないメンツであろう。
L.Aムーブメントに乗り切れなかったバンド。硬質な歌声をどう生かすのか?主役であるピーター・ワビットさんの男臭い歌声は、硬軟交えた楽曲の中で多彩な表情を見せていただけに、どこかでハマれば成功した可能性はあったと思う。GOD BOX時代にも初期に通ずる魅力は沢山発見できる。

やはりEPだよなぁ。あそこでもっと方向性を絞れたら違う道もあったろうになぁ。デモやシングルと内容は悪くないだけに、遅きに失する印象は否めなかった。こういうマイナーロックバンドの探求もメタル道の楽しみであると思う身にはたまらんものがありますね。



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