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HEGEMONY SHIFT (????年)
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HEGEMONY SHIFT
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解説 - HEGEMONY SHIFT
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2022-10-31 23:33:40)

「韓国のCONCERTO MOON」ことZIHARDのアルバムでも見事な歌声を披露していたMEVIN KIM(ZIHARD時代はキム・サンホン名義)が中心となり、バンドメイトであるRACHEL MOTHER GOOSEのメンバーや、EDWINE DARE、COSMOSQUAD等での活動で注目を集めたバカテク・ギタリスト、ジェフ・コールマンらをゲストに迎えて立ち上げた日韓米の多国籍プロジェクトAGNESのデビュー作(’21年発表)。
ZIHARD同様、テクニカルなGとKeyがスリリングに絡み合いながら突っ走る様式美HMサウンドを劇的に炸裂させる作品で、プログレ・メタルばりの曲展開も難なくこなすメンバーの演奏力の達者さもさることながら、個人的に最も感銘を受けたのは痒い所に手の届くメロディの充実っぷり。シンフォニックな序曲①から間髪入れずにスタートする②のイントロを数秒聴いただけで、こちとら長年抱え続けている「韓国のバンドはクサメロ作りに秀でている」との持論を益々強化されてしまいましたよ。
とりわけ、雄々しくドラマティックに疾走するアルバム表題曲③、そこはかとなくX JAPAN風のバラード⑥、火花散るスピード・ナンバー⑩、ZIHARDの名バラード“WITHOUT YOU”を思い出す物悲しい⑫といった楽曲は、起伏の激しいメロディを堂々歌い上げるキムの卓越した歌唱力と、いちいちこっちの泣きのツボを突いてくるメロディに彩られた楽曲自体の素晴らしさとが相俟って、聴いていると思わず眉毛が八の字になってしまうという。
ZIHARDの活動状況が日本まで伝わって来ない現在、是非ともこのAGNESは継続プロジェクトになって欲しいと思わずにはいられない力作です。



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