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Master of the Metal (1986年)
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Master of the Metal
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解説 - Master of the Metal
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-11-10 23:09:05)

古くは70年代の終わり頃から活動していた元祖クリスチャンメタルバンドとして知られる、彼らが1986年にリリースした2枚目のアルバム。レーベルもクリスチャンメタル専門のPure Metal Recordsですから、もはや疑いの無い路線です。
バラードが大ヒットして、ある意味アルバムの中に疾走ナンバー、キャッチーな奴、そしてバラードと3曲ずつ並べる構成でヒットしたSTRYPERの成功例が、クリスチャンメタルってなイメージが日本では。何故か定着していますが、クリスチャンメタルシーンは、実に多様性がありスラッシュからパワーメタルにスピードメタル、グロウルを操るバンドまでいる位、バラエティ豊かなシーンを構成しています。
日本では、宗教色が薄い国民性なので、こういう活動を知ることもありませんが、このバンドは、クリスチャンメタルのど真ん中を突っ走るようなアメリカンでハードなスタイルで牽引、王道バラードも放り込みつつ、湿っぽくならないドライブするアメリカンロックを鳴らしつつも、情緒を持ち込み日本人の感性にも十分に訴える音楽性を完備しています。
コンパクトで勢いのあるナンバーが多いので、ノリノリで楽しめますね。このドラムの音なんて懐かしいですよ。今の人が聴けばかっこ悪いと感じるでしょうね。当時からワタクシは苦手でしたが、そういうのも込みでノスタルジックな響きは、現在のハードシーンにも通ずる音色を持っており、正にクラシックなメタルサウンドとなるわけです。温故知新で楽しむマニア向けかも知れませんが、なんかこう懐かしいと感じるアメリカンバブル夜明け前なハードサウンドを楽しめます。
でももう少しミックスなんとかならんかったかね。こんなに分離の悪いサウンドメイクじゃ演者が可哀想ですよ。



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