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Ship to Nowhere (失恋船長)
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Ship to Nowhere
コンスタントにソロアルバムをリリースする主役のデヴィッドさん。PUSH UKのメンバーもサポートに回り、ソロ名義ではあるのだが、バンド感も強いのがポイント。彼の熱量はあるがクリアーな歌声、その塩梅が暑苦しさを緩和しており、ロニー・ロメロから灰汁を抜いたようなパフォーマンスは唄モノマニアにとってはありがたい存在だろう。
少々回りくどい楽曲もあるのだが、それでも唄がメインである事に変わりは無く、ワンパターンに陥らない楽曲構成とベタさを味方につけ、冷静と情熱の間だなパフォーマンスで魅了してくる。
これほどのクオリティながらマニア向けの域を出ないのは、Aor Blvd Recordsの流通に問題があると言われている。余りにも少ないプレス枚数が招く悲劇が原因なのか、欲しくても手にすることが出来ないという事象も多く、サブスクも弱い。オマケに本人は他界してしまった。これじゃねぇ、今となっては惜しい人を亡くしましたです。
それだけに、今更再発に手を上げるメジャーレーベルもないだろうが、上手い唄と、熱の籠もったメロディックメタルの持つ情念とロックな熱波、そして大人が聴いても恥ずかしくないスタイリッシュに染め上げたハードサウンド、この絶妙なバランス感覚で勝負をすることで退屈なAOR調の唄モノハードサウンドに陥らないですんでいます。
イントロを聴き、オッと身を乗り出させるナンバーも多く、その一曲の完成度は目を見張るものがあるでしょう。甘いだけじゃないハードさがポイントでしょうね。

失恋船長 ★★★ (2022-11-20 14:45:00)


City of Angels
WILD ROSEのシンガーとして知られるデビッドAセイラー(Aはアントニオだったかな?)そのチョイハスキーな歌声の魅力を遺憾なく発揮、英国情緒溢れるメロディック路線は緊張感があり単なるBGMに成り下がるような事も無く、類型的ではあるが、定番としてブランド力を見方につけ、教科書通りとも言うべき展開で聴き手を魅了します。

とにかく、どこかで聴いたことのある作風である。唄が中心のAOR路線。ハードなモノを好む方には少々物足りないだろう。打ち込みベースだし、ギターも飾り付け程度、とにかく主役は唄である。
ハードなモノばっかりいくと、この手のソフトケイスされた唄モノサウンドに癒やしを求めてしまいます。スタイルこそ英国風味だが、主役である彼のキャリアはもっと複雑である。そういう苦労人ならではの、カメレオン的な適合力がある意味では個性を無くしているとも言えるのだが、キャリアに裏打ちされたパフォーマンスに非難など皆無でしょう。

ベタに敵う物なし。でも少々シャレこき過ぎではある。

失恋船長 ★★ (2022-11-15 12:57:26)