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FILS VENGEUR
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解説 - FILS VENGEUR
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2023-02-06 23:23:23)

バンド名はX-CALIBERでもEXCULIBERでもなくEXCALIBUR(間違い探しか)。80年代初頭のフレンチ・メタル・シーンで頭角を現し、一時はベルギーのMAUSOLEUM RECORDSと正式契約寸前まで漕ぎ着けたらしいですが、主要メンバーの脱退等で活動が軌道に乗らず、結局アルバム・デビューを果たせぬまま解散してしまったという4人組。本作は彼らが残した幻のデモテープ『FILS VENGEUR』(’84年)を始め、貴重なライブ音源等を取りまとめて収録した特別編集盤…なのかな?
フレンチ・メタル熱が盛り上がっていた時期に行きついた作品で、ファンタジックなバンド名とは裏腹に、神秘さの欠片もねぇジャケット・アートワークは海原雄山が「このイラストを書いたのは誰だあ!!」と怒鳴り込んできそうなヘボヘボ具合ですし、元がデモ音源だけにプロダクションのショボさも相当なもんですが、しかしそれを補って余りあるぐらい楽曲がカッコ良いんですよ。目玉はやはり『FILS VENGEUR』収録曲で、NWOBHMのみならず当時台頭し始めていたスピード/スラッシュ・メタル勢からの影響も咀嚼したアグレッション撒き散らかす楽曲、分けてもササクレた音色で刻まれるGリフに荒々しく突っ走るリズム、自棄っぱちなハイトーンVo(歌詞は当然フランス語)が一丸となって畳み掛けるJUDAS PRIESTとEXCITERを足して2で割ったようなOPナンバー①と、「タガが外れたACCEPT」といった趣きの⑤は頭抜けたインパクトを放っています。
一応’07年に再結成しているらしいですが、以降も作品発表には至ってないので、「アルバム・デビューして欲しかったな」と思わずにはいられない1枚。



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