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Every Heart is Burning (失恋船長)


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Every Heart is Burning

ウド・ダークシュナイダー、ピーター・バルデス、ステファン・カウフマンのACCEPT組に、現役を引退しているマティアス・ディート、そしてウドの息子、スヴェン・ダークシュナイダーという、ウドにゆかりのあるメンバーが集合、そこに紅一点の女性シンガー、マヌエラ・ビベールが加わり、ウド、ピーターと3人でリードシンガーを担当している。
音楽性的には、ACCEPT、U.D.O.のもっていた扇情的な面を最大限にフィーチャー、メロディアスかつ扇情的な泣きのメロディを前面に押し出し感動を運んできます。もっと厳つく走り出すメタルをご所望の方には物足りないだろうが、久しぶりにマティアスがリードギターとしてソロを披露と、話題性は尽きない。
単なる昔の仲間が集まりノリでやっただけではないメロディックメタルプロジェクト。本気度も伝わるが、これくらいは、このメンツが集まればすぐに出来るよ、的なケミストリーもあったりとブランド力に恥じないのは当然と思える音楽性である。
あくまでもウドの培ったメロディックメタルサイドを打ち出した、マティアス・ディートも錆びていなかった。なにより、ピーター・バルデス、ステファン・カウフマンとウドの3人が揃ったという点が最大のポイントだろう。
ピーターの歌声も存在感を発揮、ウドと渡り合い音楽性にも貢献、女性シンガーの存在も含め、リリカルなメロディを鋼のサウンドで磨き上げ研磨するという事に向いている。

ちなみにCD化のさいにタイトルがArisingと代わり世に出ている。たった3曲だが、十分魅力は伝わってきた。是非、フルアルバムに期待したいですね。まぁU.D.O.があるし、ピーター・バルデスも加入したし、マティアス・ディートと女性シンガーをゲストに迎えればすむだけの気もするが、こういうプロジェクトは嫌いじゃないので、やって欲しいですね。

失恋船長 ★★★ (2023-10-04 15:58:26)