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WOLF GOD (2019年)
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WOLF GOD
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解説 - WOLF GOD
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-10-30 01:54:47)

Spiritual Beggarsのシンガーとして知られるJBことヤンネ・クリストファーソン率いるバンドがこちら。正直、JBにもSpiritual Beggarsにも思い入れがないので、このバンドの作品は今作が初めて、Spotifyのオススメで触れる事の鳴るのですが、まず、古典ですねぇ。そしてごっつい歌声でヘヴィなサウンドは寒風吹きすさぶ北の大地からやってきたようなサウンドであり、その豪放磊落とも言うべきゴロンゴロンを巨石を転がすようなリズムと、シンプルながら極太のリフがて乾坤一擲、と言わんばかりに爽快かつ豪胆に刻まれる。

この圧倒的な音圧と、クラシカルな音色(ネオクラのクラシカルではなく古い音楽のクラシックという意味ね)年季が相当はいっていますよ。もっと暑苦しいイメージのあった歌声も、荒涼としたメロディに血肉を与え、音そのものに生命を宿している。

このバンド、ドゥーム系と聞かされていたが、初見で今作から入ったので、ドゥームぽさは皆無。ブルーステイストは強めだが、この冷ややかなメロディと感性は、もっと別のモノだが、ごっついリズムは太古を呼び覚ます音色となり、聴き手の感性を奥の奥からDNAを掘り起こす。

メタル馬鹿一代、そのド硬派蛮カラぶりが耳を惹きますね。しかしホルモニックになりすぎないのは、冷ややかなメロディあってであろう。でもアップテンポしたナンバーが出てくると、また切り口が変わるから面白い。浮ついていないよね、時代に左右されてない美学が貫かれている。恐れ入りました。



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