5つのパートから成る、20分にも及ぶ一大組曲。徹頭徹尾、哀愁&ドラマティックな構成で、聴く者をただただ圧倒する。 (ⅰ)CRIMSON DAWN 組曲の口火を切るインストナンバー。これが実に素晴らしいのです。ダークでメランコリックな旋律が、中頃に急激に大仰な展開を見せ、聴く者の度肝を抜く。名盤「A TIME OF CHANGES」の「RAGNAROCK」を遙かに凌ぐ、ドラマティックな幕開けです。 (ⅱ)NATION DIVIDED 「CRIMSON DAWN」の余韻が冷めぬまま、続けて繰り出されるこの曲は、ブライアンの愁いを秘めたヴォーカルが堪らなく素晴らしい。 (ⅲ)CAMELOT 哀愁漂うメロディーもさることながら、間奏部の圧倒的な展開が素晴らしい!!MANOWARに代表されるドラマティックな名曲ここにあり!! (ⅳ)STRYNGS 50秒程度の短いインスト。アコースティックギターで奏でるそのメロディーは余りにも切ない。 (ⅴ) ARTHUR THE ONCE AND FUTURE KING ギターリフがカッコいい曲ですが、聴き所は何といっても後半のインストパート。何とIRON MAIDENの「PHANTOM OF THE OPERA」のあの3分以降のメロディアスなインストパートに酷似しているのです。これは「古き良きものを忘れるな」というブライアンのメッセージなのかもしれません。曲自体も「PHANTOM~」のようなドラマティックなもので、文句なしに名曲と言えます。 BLITZKRIEGの、そして正統派BRITISH HEAVY METALを代表する名曲であります!!!