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Deception Ignored

2ndの時でも十分テクニカルである気がしましたが、更にテクニカル度の上がった3rdです。
Deathrow基準で言えば全体的にいい出来で、かっこいいのですが、相変わらず歌メロはダメダメです。
更に頂けないことに、その歌メロが2ndの曲と被っているものがあります(確かThe Thing WithinとN.L.Y.H)。
まあ、しかし、そのくらいは大目に見た方がいいのかもしれません。元々そんなにクレバーで器用なバンドには見えないので。
スラッシュメタルのメインディッシュのリフに関してはかなり独特で変態的な音使いで、1曲目を聴けばそのヘンテコな音使いが顕著に表れているのが分かると思います。Rerease〜の頃のDestructionやMekong Deltaに近い部分もあるかと思います。しかし、僕はあまりスラッシュメタルに明るくないので、少し的外れな意見かもしれません。
で、アルバムを通して特にダレる箇所もなく、クオリティは非常に高いと僕は思います。ただ、個人的には3曲目にインストを持ってくるのはやめて欲しいと思いました。Coronerのようなメロディを聴かせるインストならまだしも、この3曲目のように普通の曲からボーカルを抜いただけのようなインストは最後の方でいいと僕は思うんですよね。

悪い悪魔 ★★★ (2022-04-16 22:23:55)


Deception Ignored

Gの片割れをトーマス・プリーベからウヴェ・オスターレーナーに代え、'88年に発表されたこの3rdアルバムをもってDEATHROWはサウンド・スタイルを大幅に刷新。
相変わらずスラッシュ・メタル以外の何物でもない作風を貫いてはいるのですが、前2作で聴かせてくれた本能任せの突進感覚が後退して、代わりに、理性的なリフ/リズム・チェンジを仕込んだ曲展開や、10分に及ばんとする長尺曲にチャレンジする等、プログレ・メタル・テイストをクローズアップ。いかにもHM然とした脳筋チックなモノから、何やらアーティスティックなイラストへと変化を遂げたアートワークもそのことを如実に表していますね。
多少サウンドが複雑さを増したとは言え、そこは西ドイツきっての暴走軍団として勇名を轟かせたバンド。相変わらず人並み以上のスピード感覚は全編に亘って発揮されていますし、ツインGが随所で劇的に奏でるウェットなメロディも健在。①④⑧辺りは「プログレ・スラッシュ」として十二分なカッコ良さを誇っているのですが、ただまぁ1stと2ndがあまりにも魅力的だったために、数年前にDEATHROWの旧譜がまとめて再発された際、本作だけが(同じNOISE RECORDSリリース、ハリス・ジョンズ・プロデュース作品だったにも関わらず)お味噌扱いされてしまった理由も分からなくはないかなぁ、と。

火薬バカ一代 ★★ (2013-01-06 20:39:24)