1995年に台湾、台北市で結成されたブラックメタル・バンド。台湾表記は「閃靈樂團」
英語名の「Chthonic」はギリシア神話の地下の神「クトニオス」を意味する。
よくブラックメタルに分類されるが、実際はフォークメタルやヴァイキングメタル、メロディック・デスメタルの要素も多分に含まれている。また、二胡や台湾の民族楽器などを使っており、「オリエンタル・メタル」ともいわれる独特の世界観を形成している。メインソングライターはFreddy LimとJesse Liuで、『Takasago Army (高砂軍)』以降、フォーク・ミュージックや台湾のトラディショナルな演歌などの要素もふんだんに取り入れるようになっており、“東洋的”要素はどんどん増している。これは、メンバーが歳を重ねるにつれてより色々な音楽を聴くようになってきた影響もあるそうである。
初期や中期では、コープスペイントをしていた。歌詞は、台湾の歴史や伝説をモチーフにしており、霧社事件や二・二八事件、高砂義勇兵も採り上げる。
台湾独立派であり、チベット問題やウイグル問題について中華人民共和国を痛烈に批判している。あるライヴ中に、国民党の旗を燃やすパフォーマンスを行った。2010年、バンドリーダーだったFreddy Limはアムネスティ・インターナショナル台湾の支部長に就任、リーダーの座を妻でもあるDoris Yehに譲っている。
Current members
Freddy Lim(林昶佐), "Left Face of Maradou" – lead vocals, erhu (1995–present)
Doris Yeh(葉湘怡), "Thunder Tears" – bass, backing vocals (1999–present)
Jesse Liu(劉笙彙), "The Infernal" – guitars, backing vocals (2000–present)
Dani Wang(汪子驤), "Azathothian Hands" – drums (2005–present)
CJ Kao(高嘉嶸), "Dispersed Fingers" – keyboards, synthesizer (2005–present)