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In Swathes of Brooding Light

2011年発表の2nd。

変り種ブラックとして、特にアヴァンギャルド性を薄気味悪さやダークさに転化させているバンドとしてよく名が挙がる彼らですが、ほんの触りを聴いただけでもそれを納得させられてしまうような作品ですね。路線としては、LEVIATHANやDEATHSPELL OMEGAなどのカオティックで暗黒趣味の強いブラックと、LE GRAND GUIGNOLやPENSEES NOCTURNESなどの前衛的で演劇趣味なシンフォブラックを掛け合わせたような、不気味なアンビエンスを醸し出すブラックメタル。

普通では掛け合わせないものを掛け合わせたような音で、正直某雑誌のレビューでレビュアーがこのバンドの音に拒絶反応丸出しの意見を書いていたというのも凄く頷ける感じ。前衛戯曲のガワが剥げ落ちかかって、中の地獄が覗いている…そんな雰囲気のある音なんですよね。ブルータルなパートでは不協的なリフの音色も相俟って、破壊的な感触が強いのもまたカルト性を強めているように思います。

明らかにメタラー全般に広く受け入れられる音ではありませんが、これくらい世界観が確固としているバンドだとバンド側もメタラー受けなど全く気にしていないんでしょうね。こういう、明るさや健全さとは無縁な世界観は、個人的にはロックの極みだと思ってます(笑)。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2016-05-21 10:22:50)


On the Eve of the Grimly Inventive

えぐいです。不穏です。↑の方がおっしゃっているような要素が、融合してるんだかしていないんだか・・・独特の空気が危険ですね。

ygele ★★ (2009-12-21 17:30:00)


On the Eve of the Grimly Inventive

これは個性的で良かったなぁ。
最近は新しいことや実験的なことやるバンドがいないですから、こういう音源は貴重ですよね。ナンバー1よりオンリー1ですよ。

・x・ ★★ (2007-04-10 19:18:00)


The Wanderings of Ophelia Through the Untamed Countryside / On the Eve of the Grimly Inventive
邦題は「荒野をさまよいせしオフェリア」。
ブラックと言うかゴシックと言うか、これはロック・オペラと言うべきか…。
不気味で演劇調で複雑で、シンフォニックで壮大と言えなくもないけれど、眩暈がしそうなほどに意味不明です。

うにぶ (2007-03-26 00:21:20)


On the Eve of the Grimly Inventive

いやー、変態です、こいつら。無理矢理すぎ(笑)。
基本的にはシンフォニック・ブラックなんですが…その他の要素が大量に含まれていて、これはジャンル分けとかが無意味ですね。あえて言うなら、前衛音楽ということになります。
ゴシック、プログレ、ジャズ(アバンギャルドな方)、ロック・オペラ、クラシックなんかが複雑に入り混じっています。
変拍子、不協和音、叫び、悲鳴、朗読、ブラスト・ビートに不穏なピアノ、シンフォニックなシンセ、常軌を逸した曲展開…狂気が吹き荒れる混沌とした世界です。
クラシカルではあるんですが、美旋律とかそういうのは期待しないで下さい。アバンギャルドなエクストリーム・ミュージックを求めている人、やりすぎな音楽を笑って受け入れられる人にはおすすめです。THE 3RD AND THE MORTALなんか好きな人は気に入るかも。
歌詞も耽美的で古色蒼然としており、難解かつ芝居がかっていて、目眩を誘います。とても訳詞を見て原文にあたろうなどとは思えません。
アートワークはなんかウィリアム・ブレイクっぽいですが、どうなんでしょう。妖しくてぴったりです。裏ジャケのナルシーな写真は趣味悪いですが…(せっかくメンバーに美女がいるんだから、そっちにしてよ)。

うにぶ ★★ (2003-04-02 23:01:00)