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1. 失恋船長 ★★★ (2021-10-03 14:02:50)

英国産のメロディアスHM/HRバンドが1988年にリリースした1st。このバンド実はLIONSHERATのメインソングライターだった、あのオーウェンズ兄弟が在籍していた事でも知られ、デビュー直前までいた事でも有名である。しかも全曲、二人のクレジットがあり、やはりここでも素晴らしい手腕を発揮していたことになる。
ジャケットには4人しか映っていないが、実際は5人目となるキーボードプレイヤーも重要な役割を果たしているので、紆余曲折あってのデビューだったんだろうなぁと勝手に推察しています。

英国産と言うだけあり、情緒のあるメロディも流れており雄大でスケールの大きなバンドサウンドは、単なる売れ線志向のバンドとは一線を画すものであり、アメリカンプログレハード勢にも肉薄する懐の深いバンドサウンドを披露している。とくにちょいハスキーなシンガーの歌声も、このメロディアスロックとの相性も抜群であり、彼が熱く歌い上げる事でロック色を強めているのも好印象。歌の強さからTerra Novaも思い出すし、単なる売れ線バンドとの違いを感じさせるのはAutograph辺りを思い出させてくれます。キラキラキーボードだけじゃないロックな歯応えがあるこれが一番ですよね。

その辺りがクラシックなロックナンバーのカヴァー、ローリングストーンズの名曲⑧へと繋がるのでしょう。大胆にキーボードをフィーチャーして新たなる息吹を吹き込むも奇をてらったアレンジにはならず、キーボードを効果的に使いテンポアップさせたことでスリリングに展開、ギターもここぞと弾きまくりガラリと印象を変えた。こういう腕があるのがバンドとしてのポテンシャルの高さに繋がると思います。全9曲35分を切るランニングタイムも手伝い視聴感も良く、気が付けば頭から再生したくなる魅力があります。

類型的な面はありますが、個人的には良い部分を愛でて楽しむタイプなので無問題。質の高い普遍的なメロディアスロックとしてメロディ派のマニアにススメたい一品です。国内盤があるのかは分かりませんが、今作はコレクターの間では話題の商品となり、AOR HeavenのClassixシリーズによる再発があるまでは、高額なレートも付いた一品。
ある意味、雑誌の批評なんかよりもよっぽどアテになる世間の評判の高さ、再発も今はないので人気に陰りはありません。メロディ派を自負するマニアなら一度は手に取って欲しい一枚ですね。



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