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永遠 (1999年)
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永遠
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解説 - 永遠
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1. 名無し ★★★ (2015-09-23 05:11:01)

1997〜1998年のシングルラッシュを経てリリースされたアルバムなだけに、収録曲の大半が既出のナンバーで構成されています。しかも同年には2枚のベストアルバムも出たため、ファンによっては不遇な待遇を受けざるを得ませんでした。しかし、この一枚はその2年間の集大成が込められている重要な作品なのです。
ビーイングサウンド全開だった全盛期を経て、より様々な音楽性を取り入れ表現の幅を広げたことに加えて、タイアップ先にドラマ、CMだけでなくアニメが加わったことでファンの年齢層も広がり、ZARDはより人々に近しい存在になっていきました。前作『Today is Another Day』にも言えることですが、この時期の楽曲はそれぞれ人々の日常に自然に寄り添って流れていた曲ばかりです。
ミステリアスなイメージから次第に人々の暮らしに溶け込んだ存在になりつつあった当時のZARDでなくては作れなかったであろう本アルバムは、PVやブックレット写真も海外で撮影したものを採用したりセルフカバー曲も収録したり、また初回版のみですが「Can't Take My Eyes Off Of You」のカバーCDを封入したりと彼女の新たな一面を垣間見せる要素がたくさんあります。
また、アルバム収録曲の3曲『 WAKE UP MAKE THE MORNING LAST 〜忘れがたき人へ〜 』『 I feel fine, yeah 』『フォトグラフ 』が、このアルバムの鍵を握っています。シングル曲の寄せ集めアルバムという視点で見ても、この3曲がバランスよく配置されていることで個性の強い他の楽曲をうまくまとめあげ、オリジナルアルバムとしての世界観を守っているのです。
坂井泉水さんを一番私たちの身近に感じられた時期に出されたこのアルバム、おそらくもう二度と取り沙汰されることはないかもしれませんが、彼女の音楽が何気なく生活のなかにあったことを大切にしたいという人、またこれからもっとZARDのことを知りたいという人は、是非じっくりと聴き込んでほしいと思います。


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