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BACK FOR ANOTHER TASTE (1990年)
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BACK FOR ANOTHER TASTE
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解説 - BACK FOR ANOTHER TASTE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2016-07-30 14:41:18)

プロデューサーにあのトニーボンジョヴィを迎え制作された1990年リリースの6th。相変わらずオーソドックスな王道アメリカンロック路線を踏襲、ハードなブギーサウンドは勿論ですがよりベーシックで埃っぽいスタイルに舵を取りバブル臭を抑え男臭さをアピール、その中にも哀愁のあるメロディを盛り込んだ②なども用意し相変わらず質の高い楽曲を揃えています。個性不足と揶揄されていた彼らですが、ここまで洗練され計算された音楽性は見事だし、豪快なロックサウンドの中でキメの細かい作業を行う器用さに目を細めます。余裕のある演奏とツボを抑えたアレンジ、曲に合わせたダイナミックなプレイの数々は相変わらずの冴えを魅せていますね。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-06-03 00:03:14)

オーセンティックなHR/HMへの逆風が一気に強まった’91年。アルバム・セールスの勢いが衰えメジャーのCAPITAL RECORDSとの契約を失ったカナダのHELIXが、オリジナル・メンバーの一人だったブレント・ドエナーの脱退に伴い、シングルG編成の4人組となって発表した7thアルバム。プロデュースはトニー・ボンジオヴィがバンドと共同で担当しています。(曲によってはニール・カーノンの名前もプロデューサーとしてクレジット)
HELIXについてよう知らんかった当時、「カナダのAC/DC」と呼ばれていたらしいとの薄らボンヤリとした情報と、日本盤のリリースがスラッシュ/パワー・メタル系のカタログを多数抱えるテイチクのMETAL MANIAだったことから、きっと刺々しくアグレッシブなサウンドが詰まってるに違いないと勝手に期待して聴き始めてみたらば、音作りはマイルドだしパフォーマンスも洗練されているしで、思ってたのとかなり違うなぁと。
ただ、じゃあ退屈な作品なのかと問われれば答えは断じて「ノー」。聴く者を踊らせるキャッチーなノリの良さ&フックに磨きの掛かったメロディで、世が世ならヒット・チャートを席巻していたであろうポップな⑨やコマーシャルな⑪、嘗てのカミソリ感に情熱的な表現力も加味されたブライアン・ヴォウワー(Vo)の歌声が映えるバラード④等、本編にはガムシャラな荒々しさ以上に、ベテラン・バンドの貫禄と懐の深さが光る秀曲が並んでいます。中でもヒンヤリとした感触を残して駆け抜ける哀メロ・ナンバー②と、HELIXがHRバンドとしての牙を失っていないことを証明する疾走ナンバー⑫は絶品ですよ。
作を重ねて味わいを増したHELIXの魅力が堪能できる1枚。



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