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CARMEN MAKI - BLUES CREATION (2012年)
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CARMEN MAKI - BLUES CREATION
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解説 - CARMEN MAKI - BLUES CREATION
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1. 火薬バカ一代 ★★ (2007-11-27 19:52:00)

アングラ・フォーク・シンガーのカルメン・マキが、天才G奏者・竹田和夫率いるBLUES CREATIONと組んで作り上げた、'71年発表の作品。
「ジャパニーズ・ロックの黎明期が記録された貴重なドキュメント」(帯より抜粋)としての記録的価値のみならず、
クオリティ的にも全く文句の付けようのない本作。ここで聴く事が出来るのは、「ブルーズに光と影を付けて
ドラマティックに演奏した」LED ZEPPELINからの多大な影響が感じ取れる、ダイナミックなハード・ロック・サウンドで、
「日本のバンドにしては」等という注釈を必要としない、問答無用のカッコ良さを誇る。
マキ姐さんのVoも、声の表現力や深みにおいては、後のカルメン・マキ&OZ時代には及ばないものの、
若々しい歌声は聴いていて単純に心地良いし、何より、歌の巧さにかけては、既にこの頃から一級品。
ジミー・ペイジばりのGプレイが豪快に繰り出される①を筆頭とするハードロッキンな楽曲や、
ZEPの名曲“SINCE I'VE BEEN LOVING YOU"を思わせる猛烈な「泣き」を発散する③、ラストを締め括る
サッチモの名演で知られる“セント・ジェームズ病院"のカヴァー⑧のような、感動的なスロー・チューンも良いけど、
個人的に本作のハイライトは、その両者の美味しい部分を兼ね備えた⑤。トラッド/フォークの名曲を、
ハードロック・バージョンにアレンジし直した楽曲は、熱く、激しく、劇的極まりない仕上がりなのでロック・ファンは必聴のこと。
捨て曲なしの全8曲収録。全編、これぞ70年代ロック!という魅力に満ち溢れた、洋楽志向のリスナーにもアピールする名盤。



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