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MANIFESTATION OF FEAR / ELEGY
ELEGY好きなら②Frenzyの為だけに買ってもいいかな?
序盤の展開は劇的だけどアルバムのテーマが暗いせいか
終盤ダレてきます。
いずれもが正当な評価を受けていないELEGY作品中で最もたるのが本作と思われる。
ELEGY=ヘンク・ヴァン・ダー・ラーズ(G)と考えるうえで語るに
ELEGYの目指した音楽形態がここに完成されている。
アルバムとしては全体を通して表現されたコンセプト作なだけに
前任ヴォーカル脱退後に目立つスピード感の喪失とあいまって
数回聴くだけではポイントの捉えにくい難解さがある。
正直言うと全曲がこの作品にとって必然と感じられるまでに
かなりの時間を要した。4年近く (核爆)
この完成度へ円熟味をつけることなくヘンクが脱退したままに
なっているのはELEGYにとってあまりにも大きな損失となっているのは
その後のこんにちに至る作品を聴く度に痛感させられる。
ハゲヲさん同様、僕もこのアルバムは正当な評価を受けていないと思います。
Angel Without WingsはElegyの数ある楽曲の中でもLABYLINTH OF DREAMSと並ぶメロディを持った楽曲だと思いますし、
後半の流れるようなギターソロも絶品です。
Solitary Dayの奇妙なギターリフは、前作STATE OF MINDに収録されていた
TRUSTの拡大解釈版ですよね(回転するようなリフが)。
↑Extended Versionも収録されていますが、そちらの方がギターが楽しめます。
流れていくような疾走メロディーを得意とするバンドもいいけど、こうしたちょっとクセのある変則リズムが持ち味のエレジーも大好きである。こういう言い方はよくないかも知れないが、この手のサウンドを作らせたら軽く平均点はクリアするところはさすがである。1stが今でも一番好きだけど、この作品も結構好きである。3rdまで続いた路線から少しマイナーチェンジをしたために、これを良しとしないファンもいるだろうが、まあインディー系のバンドに触手を伸ばすぐらいだったら、先ずはこのバンドを聞いて頂きたい。案外個性のあるサウンドで、安定性もなかなかありますこのバンド。
コンセプトものとして十分評価出来る作品だと思います。
イアン・パリーの歌の上手さはいわずもがな。
ダークな印象と言われがちな作品ですが、そうかな?
私にはかなり良い作品だと思うのですが。
正直とっつきにくいアルバムで、メロディが頭に入ってくるまで、5、6回は聴かないといけませんでした。
しかし良さが分かり始めると、この作品は実に味わい深いです。
サウンド的にはヘヴィなプログレ・メタルという感じで、テクニカルなギター・プレイや、圧倒的な歌唱力を持ったヴォーカルが堪能できます。
駆け落ちした夫婦の間に子どもが出来るが父親は自殺し、貧困の中で子どもは犯罪者になるが……というような暗いストーリーのコンセプト・アルバムなので、かなり雰囲気がヘヴィですが、それだけにエモーショナルで、感動的です。
ストーリーが一応ハッピー・エンドなので、うんざりせずに聴けるのも良いですね。