CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
PREMONITION / TONY MACALPINE
1nd、2ndと名盤を出しながら3nd、4ndと路線変更してしまい溜飲を下げた後に出た渾身の一発。(3ndは初めて聴いいた時はガックリでしたが聴くほどにジワジワ良さがこみ上げてきました。「CHAMPION」「CAPISTRANO」は名曲です。4ndはジャズ色が濃くなり正直好きになれませんでしたが、ビデオクリニックでの絶妙なトーンでタメのきいた彼のプレイを聴いてから考え直しました。)
で、このアルバムですが個人的には隠れた名作だと思います。シンセとのバトルがスリリングな「THE VIOLIN SONG」、幻想的な曲調にトニー節が満載の「MAESTRO DI CAPPELLA」と名曲が揃ってます。バック陣もそうそうたるメンバーで固めてますし。
エッジの聴いた鋭いディストーションサウンド。以前にも増して弾きまくりのプレイ、それでもメロディーにはセンスが光ります。
ちなみに、私はこのアルバムを買った次の日にウイルス性の高熱に冒され10日間寝たきり生活の間、ひたすらこのアルバムを聴いてたことを思い出します。
全体的に1stに近い作風だ。THE VIOLIN SONGは初めて聴いたときはぶっ飛んだ。他の曲もなかなか。初期2作ほどのインパクトは望めないけど。
二曲ほど、イェンス・ヨハンソン氏がゲストキーボードで参加しています。ストラトの作品よりもかえってガンガン弾いているような?とにかく、彼のキーボードが好きな方、値段も手ごろなのでぜひどうぞ。
楽曲そのものは落ち着いた雰囲気のものが多めですが、トニー自身のプレイは壮絶そのものです。次から次へと物凄いフレーズが出てきます。メロディもクラシカルかつ非常にキャッチーなものが多いです。ベースのトニー・フランクリンとのダブルトニー体制がいいですね。フレットレスベースのふわっとした音がいいです。