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DESTINIES OF WAR / ATTACK
以前に比べ音質が格段に上がった(いままでがヘチョすぎた)本作の聴きどころは、なんといっても⑦デスライダーです。すべての曲がこのレベルならこのバンドは間違いなく売れていたでしょう。アルバムの内容は普通によいです。あいかわらずリッキーのヴォーカルは芋ですが(スコーピオンズのヴァージンキラーで歌ったウリジョンロートに近いヘボさ)。しかしメンバー写真……ダッ…セェ…(笑)。少しのオーラも感じません。なんか微妙に光ってますが…(汗)
どうも日本デビュー作である"SEVEN YEARS IN THE PAST"で変な誤解が広まってしまった(しかもこのアルバムだって決して質は低くない)感のあるATTACKだが、実のところ素晴らしい才覚を持つバンドだったのだ。IRON MAIDENとJUDAS PRIESTの美味しいところを抽出した上、これだけ高いレベルのヘヴィメタルに仕立て上げられるバンド、果たして他にどれだけいるというのか。勿論"Death Rider"は掛け値なしの名曲だが、その他も名曲、佳曲そろい。個人的にはRUNNING WILDよりも高いレベルにあったという認識だ。リッキーのヴォーカルも、物理的には間違っても強力とは言いがたいのに、なぜか不思議な力強さを感じるのは僕だけなのだろうか。登場のタイミングさえよければ、HAMMERFALL波の成功を収められたと今でも信じて止まない。