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IMAGINATIONS THROUGH THE LOOKING GLASS / BLIND GUARDIAN
僕は今までBLIND GUARDIANのオリジナル・アルバムは全て聴きましたが、ライヴには行ったことがありませんでした。なのでこのライヴDVDで初めて彼らの動く姿を見ることとなりました。
これは2003年にドイツのCobrugという小さな町の野外で行われた『BLIND GUARDIAN OPEN AIR』の模様を収めたライヴ映像です。
まず結論から言いましょう・・・これは物凄い映像作品です!!!。
まずカメラワークが素晴らしく、映像鮮明、手ぶれは殆どナシ。観客の頭上を所狭しとばかりに旋回するクレーンを使った撮影も素晴らしく、その寄り・引きが作り出す視覚的なうねりは他に類を見ません。
ステージセットやライティングも文句なし!!!。音楽に絶妙にシンクロする光の祭典と言っても良いほど、その演出は秀逸です。ライヴの後半ではパイロがバンバン爆発します!!!。もうこれだけで大満足。また、中央が観客席に長く突き出したステージもメタルらしくなくて(?)素敵です。
選曲的にも、さすがにファンがHPで投票した人気曲が演奏されるだけに、ベスト盤のような構成となっています。珍しいところでは「The Last Candle」「I'm Alive」「Somewhere Far Beyond」などの曲が選ばれている点も、ファンの趣向のツボをズンズン突いてきます。
そして初めて見るブラガのライヴはもう・・・感動と興奮で、心の底から熱くなってしまいました!!!。まずイントロの「War Of Wrath」の時点で興奮してしまい、部屋の中で両手を挙げてメロイックサインを決め込んでしまいました(笑)。「Time Stands Still」が始まると会場のファンも大興奮(僕は失禁!!!)、ハンズィのそのストーリーテラー的なヴォーカル・パフォーマンスがまず目に飛び込んできます。
続く「Banish From Sanctuary」ではこのバンドの演奏能力の高さをまざまざと見せ付けられました。トーメンのその手数の多いパワフルなドラミングも物凄いですが、一際目を引いたのがマーカスのリズム・ギターの恐ろしいまでの正確さです!!!。この人こんなに上手かったのか〜!?。そのドラムと0.0001秒もずれていないと思われるリフ・ワークは、僕が今まで見てきたギタリストの中で最も印象に残りました。こんなに上手くてコーラスも出来るリズム・プレーヤーがバンドに居たら、もう怖いもん無しの鬼に金棒だろうな〜・・・(感服)。弾く姿もカッコいい!!!。
むろんアンドレの歌うようなギターもいいです。ハンズィはオリジナルのメロディーの全てをその通りには歌っているわけではありませんが、うまくオクターボを下げたりしてアレンジしています。でもそれは特に変に聞こえるわけではなく、とても自然です。そして何より骨太のボーカルが心地よいです。
正直このバンドがこんなに演奏の上手い集団だったとは想像もしていませんでした。このタイトさと正確性は、ある意味MEGADETHに近いものを感じました。
そして何と言ってもハンズィを始めこのバンドの放つカリスマ性は恐ろしいものがあります。堂々とした佇まい、観客を圧倒するパフォーマンス、高度なプロダクション。どれを取ってもヨーロッパNo.1HMバンドの名にふさわしいライヴだと思います。
その後も人気曲が続きますが、「Valhalla」では、もう既に演奏は終了しているにも関わらず、まだサビの歌詞を歌い続ける観客の姿は尊敬に値します。むろん「Lord Of The Rings」や「The Bird's Song」などのバラードでも観客のお約束の大合唱が聞けます。ステージ・サーファー(笑)の数も半端じゃないです。しっかし、このバンドのファンは濃いな〜。濃い!!!。
大作の「And Then There Was Silence」はスタジオ版よりも臨場感が増していて、益々この曲が好きになってしまいました。曲の後半で出てくる「ラ〜ララララ〜」の民謡パートでは、お客さんは飛び跳ねるわ大合唱するわで大騒ぎ!!!。僕はこの部分がある意味ハイライトのような気がします。鳥肌が止まりませんでした!!!。
そしてショウは名曲「Mirror, Mirror」で大団円。パイロと花火がステージを彩り、最高の高揚感と満足感が胸に押し寄せます。僕の今まで見た映像作品の中でもIRON MAIDENの『ROCK IN RIO』やQUEENSRYCHEの『OPERATION:LIVECRIME』、そしてRUSHの『RUSH IN RIO』に匹敵するほどの素晴らしい作品でした。
ボーナスディスクにはメイキング映像やツアーの模様、インタビュー、ボーナスソングなどが収録されていますが、興味深かったのはメンバーへのインタビューです。とにかくこの人たちは真面目だな〜、と思いました。自分たちの音楽に対する情熱や自信を熱心に語るその姿に胸を打たれました。メイキング映像ではファンの姿や当日の会場の風景も見ることが出来て、とても面白かったです。ケバブの店や酔っ払って倒れている野郎達、テントの群れ・・・3年前に行ったヴァッケンを思い出しました。
とにかく!!!、ファンなら絶対に見て損はありませんし、ブラガ初心者の方にも十分にお勧めできる内容のDVDです!!!。この内容でこの値段は安いぐらいです。ちなみにMCやインタビューなどはほぼ全部ドイツ語なので、ドイツ語が分かる方以外は日本盤で入手された方が良いと思います。字幕が付いていますので。
最後に、ハンズィちゃん。ビールは控えめにね!。妊婦さんみたいだよ(笑)。
ファン待望のBLIND GUARDIAN初のDVD作品。
このDVD収録のために開いた、と言える彼らが主催のフェスティバル「BLIND GUARDIAN OPEN AIR」が収められているため"完璧"と言いたくなるまでの完成度を誇る作品になってます。
まずはDISC2のボーナスについて。
ファンなら興味深い彼らへのインタビュー、今回のフェスティバルについて振り返るメイキング、本編には収録されなかった「Majesty」「Into The Storm」「Welcome To Dying」「Lost In The Twilight Hall」(ヴァッケン・オープン・エアー等からの映像)、曲と一緒に写真が見れるスライドショウとこれも充実した内容。ライナーでも語られいる隠し映像は見つけるのは簡単。イジればすぐに見られます。でもこれ、DISC1に収録した方が格好よかった気もするなぁ。本編を観る前に観とく、みたいに出来るから。
ギターの国から2002.遺言さんの仰るとおり、ドイツ語なので何を言ってるかわからないのでドイツ語のわからない常人には(笑)字幕は必須ですので、是非日本盤を!インタビューで「日本では…」っていう言葉が出てくると嬉しいですね!
続いてはパッケージ。
映画にもなり、彼らのファンには馴染みの深い「指輪物語」を基調としたジャケット・イラスト、DVDのメニュー画面もまるで映画「ロード・オブ・サ・リング」を髣髴とさせるなんとも言えない作り。"あの人たち"もジャケットに登場し、「指輪物語」の原作・映画ファンもBLIND GUARDIANのファンも大満足!!
さてさて、いよいよ本編です!!(笑)
選曲は文句なし!!勿論、まだ聴きたい曲がないわけじゃないけど、これだけ名曲・超名曲で彩られたセットリストに文句なんぞ言えません!特に収録されて嬉しかったのは「The Last Candle」「Somewhere Far Beyond」「And Then There Was Silence」ですね。昨年発売の2枚組みの「LIVE」には収録されなかったので余計に嬉しい!ここで初めて聴けた「Banish From Sanctuary」も良かった!まぁ、『IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE』からの選曲がちょっと多い気もするけど(『Born In A Morning Hall』と日本盤ボーナス・トラックを除けば全部やってる!)、曲は良いので許したい。(笑)
曲に合わせて完璧にシンクロする照明、カメラ、そして炎。ステージ上にセッティングされたリング状のスクリーン。総てがライヴを盛り上げ、止めどなくオーディエンス(勿論画面の前にいる我々も含む)を刺激し興奮させる。特に「Past And Future Secret」の映像は余りにも綺麗!!そういうところにも注目してもらいたいな。
"花道"のようなものもメタル・バンドのライヴでは見かけないものなので見付けたときは可笑しかったです。でも、格好良く活用されてます。
サウンドも文句なし!!
そのオーディエンス(勿論我々も)もライヴを盛り上げるのに必要不可欠な要素です。みんな歌いまくってます!!歌いまくってます!!歌いまくってます!!ステージから発せられるメタルの爆音に負けじと歌いまくってます!!だから、画面の前の俺も歌いまくります!!いや、冗談じゃなしに歌わずにはいられません!!彼らの持つ曲の力、ライヴならではの雰囲気が素晴らしく、本当に歌わずにはいられません!!関係のないところで「Valhalla〜」と歌い出すオーディンスは微笑ましい。
そして彼らは「The Bird's Song」では言うまでもなく"あんなこと"に…。(笑)「俺も歌います!」と言わずにはいられないよ、ホント。
バンド側も、さすがヨーロッパではトップ・クラスのメタル・バンド、その演奏のクオリティはプロフェッショナル!!
トーマス・"トーメン"・"タンクトップがランニングシャツ"・スタッシュのいつ見てもどれかしらシンバルが揺れているシンバル叩きまくり、そして力強く強固な、それでいてBLIND GUARDIAN独特のリズムを叩き出すドラミングは圧巻!
マーカス・"コーラスも上手い"・ズィーペンの激しいヘッドバンギングと完璧なリズム・ギター、この人、ホントにコーラスも上手いし正確なリズムを刻んでますね!!俺も驚きました!それも激しくヘッドバンギングしながらですよ!ステージ映えする人です。
アンドレ・"本当に楽しそうにギターを弾く"・オルブリッチも"王子"の名に恥じない(笑)魅力的なステージングとメロディアスなリード・ギターを聴かせてくれオーディエンス(勿論……)を盛り上げてくれる。優雅です。(笑)
ハンズィ・"もうすぐアゴなし。いや、すでに?"・キアシュはその恰幅の良いお体に負けない迫力と威厳、さらにはその真逆に位置する親しみ易さを兼ね備えたステージングでファンを魅了します。クスッとくるようなMCも良いですね。「厄介な歌は終わった!」とか。(笑/DVD観てないと判らないだろうから早く観て下さいね)「LIVE」と同様、リスナーが"主旋律"と思ってるメロディをハンズィが歌わないこともあるけど、それでも格好良いですね。ただ、下っ腹はなんとかして下さい。(笑)
敢えて注文を付けるとすれば、もうちょっと真正面からの映像が欲しかったかな。もっと照明の全体像を見てみたい、っていうのがある。それと、ステージ上のリング状のスクリーンをもうちょっとフィーチャーしたカメラ・ワークがあればもっと良かった。ただ、たまにそのリング状のスクリーンと曲の雰囲気が合致してゾクッとするよな感覚に陥ることもありました。(先述のように「Past And〜」の映像は凄く良い!!)だからこそ、もう少しフィーチャーして欲しかった。
あと、「LIVE」を聴いてるときから思ってたのがアンドレ王子のリードはちょっとワウをかけ過ぎな気がする。昔の曲ではもう少し適材適所でお願いしたい。
まぁ、こんな注文は全体の満足感からするとあくまでほ〜んの微々たるもの。本当は素晴らしいカメラ・ワーク、照明、炎、メロディ、演奏に酔いしれてる時間が圧倒的に多いですよ。ホントにここまで素晴らしいライヴ映像はそうはない(はず)です。
映像が曲とシンクロする様が本当に格好良い!
これを観ていて泣いた箇所が2箇所ありました。まずひとつは「The Last Candle」を聴いてるとき。あまりに素晴らしい曲なので観ていて・聴いていてジーンときちゃいました。
それから上でギターの国から2002.遺言さんが仰ってるように「And Then There Was Silence」の10:00過ぎ辺りの「ら〜らららら〜ららら〜ららら〜」の部分に大合唱。元々ここは大好きな箇所で、そこがライヴでこんなにまで歌われ、総てが一体となり、飛び跳ね楽しそうにし、アンドレも非常に楽しそう。俺も余りの楽しさに笑ってましたが目にはマジで涙が浮かびました。素晴らしい瞬間でした。幸せです。
「Mirror Mirror」で閉められるライヴのラストはオーディエンスの歌声も照明も炎・パイロもバンドも最高潮を向かえ、実際にライヴで味わうような心地よい疲労感と共に幕を閉じていきます。
B!誌のインタビューで語られていた『1日目と2日目での服装の違い』について念のため言っておくと、勿論ハンズィはインタビュー通り同じ服装、トーメンは確かに白のタンクトップと黒のタンクトップで色は真逆なんだけど、どっちもタンクトップということであんまり気にならないと思う。アンドレは結構違いの出た服装だけど、どちらも赤と黒を基調とした格好なので俺は気になりませんでした。マーカスに到っては間違い探しする気で観ないとわかんないんじゃないでしょうか?(笑)前開きか胸のところまでしかボタンがないかで、どっちも似たような生地なので全くと言っていいほど気になりませんでした。もしも「服装が違うなら観てて冷めちゃいそうだなぁ」なんて思ってる人は、そんなに気にするレベルのものじゃないのでご安心を。
「このバンドが好きで本当に良かった」
このDVDを観た人なら誰でもそう思えるはずです。本当に素晴らしいDVDです。さぁ早く、買ってない人は買って、部屋を暗くして(まぁ、暗くするのは任意で構いませんが/笑)、大音量でこれを観て、一緒に歌って下さい!!
さぁ、早く!!早く!!!!
「LIVE!」では観客の声が小さくて不満だったのですがこのDVDはこれでもかってくらい観客の声も聞こえてうれしい限りです。「THE SCRIPT FOR MY REQUIEM」の「Crucify,Crucify!!!」は必聴(?)!
上の人達が散々語ってるのであまり語りませんがこのDVDは本当に素晴らしいです!一家に一枚。ここはCD三枚あきらめてこれを買いましょう。
ベルディン 2004年10月17日(日)0時58分
ドイツのメロディックパワーメタルバンド、ブラインド・ガーディアンの初の本格映像作品。2枚組みのDVDです。 デビューから17年の歴史がこれでもかってほど詰まっています。Disc-1は、2003年に行なわれた「Blind Guardian Open Air Festival」の模様を収録。 南ドイツ・ニュルンベルグ近くのコーブルク市にて行われたフェスティバルです。Disc-2には、「Blind Guardian Open Air Festival」の実現に至るまで、メンバーのインタビューや、ボーナス・ライヴやオフ・ショットなどが満載です。このDVDはかなり熱いです!そしてブラガファンならマジで泣けます。私もブラインドガーディアンの熱狂的なファンですが彼等のライヴを生で体験したことはありません。だからこのDVDで初めて生で演奏し、歌い上げるブラガを観て本当に感激しました。何公演もDVDが擦り切れるほど(笑)再生して一生大事にします。かなり映像も綺麗だし音やカメラワークも(酔うほど^^;)最高なぜここまでのクオリティかというと、このDVDは、DVD制作に照準を定めたコンサートを収録しているからなんです。映像作品に残そうという意気込みが
随所に感じられるステージプロダクションには圧巻の一言。開催の半年以上も前から曲ごとにライティングなど綿密に打ち合わせしたというから驚き。照明から演出からとにかく1曲ごとにかなりこっています。炎が出たりね(笑)なので是非ブラガファンは買うことをおすすめします。特にメタルの映像作品というものはCD以上に廃盤になってしまうことが多いということなので早めに手に入る時に手に入れるとイイですよ!
そうしないと後から「もう廃盤になりました」なんていわれることもメタルのDVDではザラにあることらしいです<B誌いわく
とにかくですね、ブラインドガーディアンが約3時間半も拝めるわけです(笑)凄まじいボリュームで収録されてるんです!しかも自分の家で好きな時に好きなだけライヴを
公演してくれるんですからこれは最高ですよ(爆)初めて生で演奏している彼等を観て、手数の多いトーメンのドラムのパワフルさと、マーカスのリズムギターの正確でヘヴィなバッキング、アンドレのリードギターの時たまアドリブも入ったりしてうねるようなメロディそれぞれに釘付けになりました。特にトーメンのドラムが凄すぎて観ていて楽しいんですよ!!!よくこんなの叩いてるよなぁ・・・って。カメラワークの切り替えがとても早いのでいいところで画面が切り替わってしまうのがあまりトーメンばかりを凝視できないところなんですが(笑)ヴォーカルのハンズィも、歌うのに苦しそうな曲もいくつかあるけどその辺はキーをところどころ変えながら、アドリブでメロディをアレンジしたりとパワフルに歌いこなしていきます。高い音が出ないからこうやってるのかな〜?と思ったけど「I'm Alive」のサビとか声でてるし、出そうと思えばCD通りに歌えるけど後半までの体力の保存と、他の部分の歌いにくさに繋がらないように工夫しているように見えました。特にブラガってクワイアがリードヴォーカルにかぶってきたりするのでそれをハンズィが一緒に歌うと息切れしてあがったりさがったり大変そうです(笑)「I'm Alive」のサビの部分を「ア〜イムア〜ラッマイフレンドッ!」って
歌った直後の部分まで1人で全部歌おうとすると大変なことになりますし(爆)でもハンズィが苦しそうな曲とかは観客の一体となったコーラスやマーカスとアンドレが盛り上げていたのでああ〜いいなぁって思いました。あと、よくライヴ中に動き回りすぎなギタープレイヤとかいるけど、アンドレもマーカスもほぼ低位置で演奏に集中しているところがこの美演奏に繋がっているのかなと思いました。本当に上手いんですこの2人。アンドレなんか本当に楽しそうにソロを弾きあげるのでみているこっちもニヤけてしまいます。ブラインドガーディアン・・・本当に最高です。。。演奏曲目なんですが、事前にオフィシャルサイトでファンに呼びかけ投票から決められたというからブラインドガーディアンのベストといっても過言ではないほど納得のセットリストなんです。もちろんブラガファンなら知らない曲はないと思うのでどの曲目でも楽しめると思うのですが(笑)私ももちろん自分の1番好きなバンドがブラインドガーディアンなワケですからどの曲も全部好きな上に聴き込みまくってるから歌詞も覚えてたりして一緒に歌えるんですよね!だからこそコーラスで一体になってるファンとメンバーの大合唱を観て感動で涙出ました・・・。特に「Valhalla」なんですが、この曲はこのライヴDVDを観る前まではそんなに好きってほどではなかったんですけど、観客が演奏が終わった後もずっとヴァルハラコールをしていたのとそれに合わせてトーメンがドラムを叩いていたのを観てめちゃめちゃ好きになってしまいました(爆)
東 瑠利子 2004年10月18日(月)1時21分
はぁーーーっ…。書きたくないけど書かずにはいられない。上の方達のレビューを見て、物凄いDVDなんだろうなと思って車をぶっ飛ばして買いに行ってきたぞ。おっ、パッケージもいいぞ!5.1chでワイドスクリーン、ますますよさそうだぞ!DVDプレーヤーをセットしました。再生!……。
結果から言うともの凄くがっかり。なんじゃこれは!不満だらけのDVD。みなさん、ごめんなさい。でも本当なんだよ。1曲目、2曲目と見ていくうちに最後まで見る気がなくなり途中で見るのをやめてしまいました。ブラガのライブは何回か見たことあるけど、このDVDの演奏はいいよ。普段よりうまいと思う。選曲もいいし、なにより「Somewhere Far Beyond」が入っているのにはホントにうれしかった。DVDの画質も音質もいいし。じゃあ何が不満かというと…、カメラワークとポストプロダクション。特に編集(カット割)は最悪。俺が思うにこのプロダクションカンパニーはブラガのことをよく知らないんじゃないかなぁ。というかHM/HR全般を。ブラガに限らずHM/HRって必ず見せ場というのがあるはずなんだけど、この編集はそれを完全に無視してるよ。例えばリフとかギターソロなんかはそれを弾いてるプレーヤーがクローズアップされるべきなのに、それを無視して関係ないプレーヤーのカットに次から次へと移る。これはHM/HRのライブ映像としては最悪だと思う。MTVじゃないんだから、そんなに目まぐるしく画面が変わるとイライラしてくるんだよね。HM/HRファンって他の人達よりも少なからず歌だけじゃなく楽器の演奏にも興味がある人が多いと思うんだよね。ブラガはドリームシアターみたいにそんなにテクニカルなバンドじゃないけど、それでもさすがにかっこいいリフを弾いている時はマーカス、ギターソロの時はアンドレ、ドラムのかっこいいタム回しをしてる時はトーメンを見たいってもんだよ。このDVDはこの場面ではこの人が見たいっていう俺の希望をことごとく裏切ってくれた歯がゆい作品だと思う。これほど俺の欲求とプロダクションカンパニー(エディター)の意図が噛み合わないライブ映像は初めてだよ。
さらに、このエディターは素人なのかと思うくらい編集が下手クソなんだよね。ただつなげりゃいいってもんじゃねえよ。スローな曲もファストな曲も全て同じつなぎ方だしね。スローな曲の時はオーバーラップを使うとか、もっといろいろあるだろう!例えば「The Bard's Song(In the Forest)」なんかスローで美しい曲なのにファストな曲と同じように次のカットへぱっと変わる。もっとオーバーラップなんかを使ってゆっくりと次のカットへ行ってほしいのにね。雰囲気ブチ壊しだよ。それから曲のリズムとかメロディのキメの部分に合わせてカットをポンポン変えやがって。あれはここぞという時に使うから効果がでるんだよ。使いすぎで見ててイライラしてくるんだよ。とにかくもう少し落ち着いてくれ!。画面がポンポン変わりすぎなんだよ!!!
カメラワークについてもちょっと言いたいんだけど、見習いカメラマンじゃないんだから、ただそのプレーヤーを撮ればいいってもんじゃないんだよ。この曲のこの場面では、このプレーヤーのどこを撮ればいいのか、顔の表情なのか、楽器の手さばきなのか、体全体なのか、要はどこにファーカスをあてればいいのかが全然わかってないよ。アンドレのギターソロの時なんか、ほとんど手のアップはなし。しかもようやくなんとか見えそうだと思ったら必ずギターを弾いてる手の部分がマイクスタンドに隠れて見えないんだよね。それと構図もね。画面のどこにプレーヤーを配置するかっていうのにも全然気を使ってないしね。ほんとイライラするよ。
それからここにコメントしている方達には申し訳ないけど、そんなに照明もいいとは思わなかった。これは悪いと言ってるわけじゃなく、むしろすばらしいと思うんだけど、それはただブラガのいつものライブよりいいというだけで、他のどのバンドのライブの照明よりもいいというわけではないということ。まあまあいいなとは思ったけど、惚れ惚れするほどのものじゃないです。
このコメントを見て気を悪くする人もいるかもしれないけど、これがこのDVDを見た正直な感想なんだよね。俺はブラガが大好きなバンドの一つだからこそ他のどうでもいいバンドのDVDよりも、よりいいものを求めてるんだよ。だから期待してたものよりも遥かにしょぼい映像を見たときのショックは大きかったんだよね。これは映画じゃないんだから、カメラワークとか編集の出来、不出来は大目にみろよという人もいるかもしれないけど、それが上手くいったライブ映像っていうのはそのバンドの魅力を2倍にも3倍にも引き出してくれるわけだから、安易に無視すべき要素じゃないと思うんだよね、俺は。このDVDと時を同じくしてリリースされたドリームシアターの「Live at Budokan」は俺が理想とするライブ映像にかなり近く仕上がってると思う。完璧じゃないけどね。でもこのDVDを見てもらえればカメラワークとか編集がいかにライブの雰囲気を視聴者によりいい状態で伝える手助けをしているかっていうことが分かってもらえると思う。別に俺なんかにそんなこと言われたくねーよと思ってる人もいるかもしれないけど…(笑)。
要するに俺がいいたいのは、このDVDは選曲やライブパフォマンスがいいだけに非常に惜しいということなんだよ。ブラガが悪いわけじゃない、周りのサポートする人達がブラガの良さをスポイルしてるんだよ。
それから…、これはプロダクションとは関係ないんだけど、ハンズィちゃんのことね。せっかくボーカルに専念することになったんだから、もうちょっとボーカルパフォーマンスを勉強してもいいんじゃないかなぁ(笑)。マイクの持ち方とか立ち方とか、バンドのフロントマンとしてのステージングみたいなもんがね。なんかこう…、カリスマ性というかオーラみたいなものがないんだよねぇ。これは持って生まれた才能みたいなものにもよるからあんまり言えないんだけど、もっとなんかこう…。ま、いっか(笑)。でも黒の長袖Tシャツに黒のジーパンはどうかと思うよ。他のプレーヤーだったらいいけど、フロントマンはね…。まあブラガにファッションを求めるのは酷というものだが…。
文句ばっか言ったけど、最後に一言。Disc2はなかなかよかったよ!←無理矢理いいようにまとめようとしてる(爆)
BLIND GUARDIANのDVDという事で即購入。ドイツ語も平気なので輸入盤です。日本盤と輸入盤では2000円くらい違ってしまうので(爆)
選曲はさすがというところなのですが、彼らの中で一番好きなBATTLEFIELDが入っていないというのはとても残念でした。ジャケットもカッコいいのでジャケ買いする人もいるんじゃないでしょうか?
問題はDTさんがおっしゃってることだと思います。画像は綺麗なのですが、カメラがチョコチョコ切り替わりすぎて、肝心の見たい所がみれない時があります。ギターソロを見たいのにドラムの後ろからハンズィのことを撮ってどうすんだよ(笑)みたいのがけっこうあるんです。
なんだかんだ書きましたが素晴らしい作品です!カメラは慣れちゃいます(爆) どうしてもって場合は音だけ聴いてもいいと思います。他のライブアルバムよりも音、迫力、観客の声が断然よいので、十分楽しめます。CD三枚諦めるのではなく、二枚諦めて輸入盤を買うことをお薦めします。内容は変わりません。多分(爆)
DTさんの意見を受けての2回目の書き込みです。DTさんの意見、興味深く読ませていただきました。
確かにメタルのもう一つの醍醐味である演奏技術という意味ではこのDVDはカメラワークに疑問が残りますね。僕もギターをやりますが、楽器マンの方にとっては「演奏の細かいところまで見たい!」という欲望はあまり叶えられないかもしれません。そういう目で見れば「もっとカメラ寄ってくれ!」「もっとゆっくり写してくれ!」と思う場面は沢山ありますね。
しかし、あまり細かいところまで拘らず、単に素晴らしいライヴ・パフォーマンスが見たい!という人には最高の映像作品だと思います。とにかくブラガの雰囲気や臨場感、ダイナミズムを感じたいという気持ちは十分に満足させられる作品だと思います。
あと僕は製作側の意図としても雰囲気を大事にして作ったと思われます。このBLIND GUARDIANにとってはメモリアルな時を、映像としてそのまま伝えたい。そういう意思が感じられます。だから全体がある意味ドキュメント風・映画風に仕上がっているのだと。その分演奏の細かい部分への焦点は外れたのではないでしょうか。やろうと思えばもっと手元にフォーカスできたと思います。
ま、いろいろありますが気楽に見ればとても素晴らしい作品ですよ!。ブラガの魅力がいっぱいに詰まっています。発売以来僕はアホみないな回数見てます(笑)。
まだ見ていない方は是非見てください!!!。損はしません!。
最近購入しましたー、ブラガのライブ見たことなかいんですけどこれはすげえ!!
皆様が言われているようにカメラワークこそいまいち(ギターソロみたいよ)ですけど選曲は最高だし映像だからパワーが直接伝わってきますね。
2枚組みのライブアルバムよりも値は張りますけどこっちが買いです。
さあ、部屋の中でミラー、ミラーと大合唱だー!!!
ファンとの掛け合いも多く、非常に感動的なライブである。
観客の反応に、会場の一体感を感じることが出来る。
映像を商品化にするには、余りに棒立ちのパフォーマンスをするVoは、もう少しステージパフォーマンスを勉強しましょう。のしのしステージを歩く様は、ポール・ディアノのようである。(ブルース・ディッキンソンほどまでに完璧になれとは言わないが・・・)
ハンズィも、もう40歳くらい?結構年いってます。
あのパフォーマンスは今後も変わらないと思います。
でも、それが味であり、魅力なんです!!
ここまで盛り上がれるのはひとえに楽曲の良さ、みんなで歌えるメロディーだと思います。数々の名曲を作ってきた彼らに敬意を表しつつ今日もDVDを観ます。
皆さんの仰るように、最初に観た時はカメラワークが気になったのですが、すぐに慣れてしまいました!
ハンズィのパフォーマンスは今後も変わらないでしょうね、でも十分盛り上がってるし別にあれはあれで良いのではないでしょうか(むしろ、この不器用さというか、普通の人っぽさに親近感を持ってしまいました)。あの下っ腹は生で観た時もびっくりだったんですけど、DVD 2枚目のシャツの方がうまく隠せているような・・・。
CDを聴いているだけでは気づかなかったんですけど、このDVD、観れば観るほどマーカスの存在感をひしと感じます。頭を激しく振りながら弾いている姿も、無表情にバックコーラスしてる姿にも痺れます。逆にアンドレがニコニコ笑顔全開なのも嬉しい。
セットリストも文句ない名曲揃いだし、なによりトーメンがまだいる頃のだし、これはかなり貴重な映像ですよ〜。
いやぁ〜素晴らしい私はお墓にまで持ってく予定です。
blind guardian改心の出来で彼らの魅力が十分に詰まったDVDですよー♪
DVD2枚目での念入りのリハーサル映像、本番でのパフォーマンス、照明、火が出たりと彼らの初開催「blind guardian open air festival」への本気度が伺えます。
セットリストも強力で本場ドイツの観客も素晴らしいコーラスで貢献度大!
ハンズィーの棒立ちは相変わらず変わりませんが、声が良くなってるような気がしました。
昔の癖があって汚い声(と言ってもこれがまたたまらんのですが)から「somewhere far beyond」や「I'm alive」のサビで魅せた声はかなり成長を感じました(自分だけ?)高音が綺麗にそして少しオペラチックになってるような。
演奏面はもう完璧ですね、言うことナシ!何でこんなに安定してるの?って言いたいぐらい上手いです。「banish from sanctuary」のソロからのツインリードは完全にやられました(笑)あれは反則!
他にも書きたいことは山ほどあるんだけど特に良かったのは
「valhalla」「somewhere far beyond」「load of the rings」「and then there was silence」「the last candle」「mirror mirror」「punishment divine」は最高でしたね。
後は皆さんがおっしゃるカメラワークの事ですが、私も「ちゃんと見させろ」とは思いました。目も疲れますし、ソロも三分の一ぐらいしか映ってない。
まぁでもメンバーの魅力は十分に感じれたので良しとします。
とにかく!買ってよかった!
ちなみに来年、新作出るそうです