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REAL ILLUSIONS: REFLECTIONS / STEVE VAI
ついに出た5年振りのスタジオ新録作。
参加ミュージシャンもビリー・シーン、トニー・マカパインと強者揃い。
コンセプト三部作の第一作目らしいですが
これはスゴイ内容です。
恐らくヴァイの最高傑作に値する作品ではないでしょうか。
ギター・プレイもモチロン注目ではありますが
ここ数作で披露している自らのヴォーカルにもさらに説得力が増し
ミュージシャン&アーティストとしての
ヴァイの魅力が満載です!
必聴!!!
FLEX-ABLEの21世紀ver.とでも言えばいいのか、、いやはや凄すぎて2、3回聴いただけじゃ
全貌は掴めませんな。前作のULTRA ZONEがヴァイにしては平凡な内容だったので、あまり期待してなかったんですが、
コレはぶっ飛びですよ。安さに釣られて輸入盤買っちゃったんだけど、この作品の世界、歌詞を
理解する助けに解説はやっぱり必要かも。
三部作の第一作目コンセプトアルバムということで方向性が明確。
内容は「FLEX-ABLE」の延長上にある感じだが、完成度、曲構成、演奏、音質どの要素ももはや比較の対象にもならない程、熟成されている。
ポップ性は排除され、独自の世界観構築に徹しているが、難解さは感じない。むしろ構成はシンプルで、聴き易く、心地良さを感じる。
奥の深い音楽性と歌詞は聴き込みを誘い、その度聴き手に理解度を試されているようだ。
文字で表現するには困難だが、これはすごいアルバムだ。
美しい見事な作品。
聴くのがもったいなくなるのと同時に何度も聴きたくなる。
#5のFIREWALL、ホーンセクションが素晴らしい。
#6のFREAK SHOW EXCESS、バックのキメが異常なかっこよさ。完璧なオーケストレイ
ション。それに乗せたギターが凄まじい。
#7のLOTUS FEET、カテゴライズできない珠玉の名曲。こういう感性は勉強したんでは得られない。ヴァイの精神性と持って生まれた感性と、深い音楽への理解があって初めて生みだすことが出来るのだろう。ある意味ソングライターとしては悔しい一曲。
#10のI'M YOUR SECRETS、自分の中で非常にヴァイらしいと感じさせる一曲。なんか琵琶法師のイメージがあります。
このアルバムを聴けば、自分の中の大切なものが一つ増えることでしょう。
これは濃い。聴くたびに摩訶不思議な世界に引き込まれる。
私はテクニックにはあまり詳しくないし今はギターは弾かないけど、ヴァイの丁寧でナチュラルなトーンに酔える。
なんかね、うまくいえないけど、何故か繰り返し聴きたくなるよね。そういう意味でも一番好きなアルバムかも。
徹底的に拘り、一音たりとも無駄がないらしい、ヴァイこだわりの逸品。
あれ!全然レビューにならない。言葉にできない凄さ。
ギタープレイだけでなく、曲、アルバムトータルでトリップできる。
か、書き込みが少ない…何故??
曲、プレイ共に気合入りまくり!個人的にはイマイチだった前作「ULTRA ZONE」よりも、新鮮さに満ち溢れています。大傑作!
7曲目、泣けるなぁ。。。
深いな〜。でも難しさは感じず、すんなり頭に入ってきます。
ヴァイはもちろん、参加している全員が最高のプレイをしていますね。
特にトニーマカパインのKEYがお気に入りです。
ギターのテクニックがどうのと言うより、メロディーの面白さに尽きます。
言葉は要らない、音が全てを語る!
ボドムっ子 2005年4月14日(木)23時47分
ヴァイ節大全開。
大聖堂というか、大迷宮というか。ものすごく複雑に入り組んでいるようにみえて、実は非常にシンプルというか。テクニックばりばりなのに嫌味無く聴けるし。
ビリーは居るわトニーは居るわ。参加メンバーだけで久々に聴くと鼻血が出そうな作品なのだけれど、実際に聴いているとどんどん頭の中がクリアになっていくというか、視界が開けていくような気分になれるとんでもない作品です。
みんなVAI好きじゃないのかな???
めっちゃいいアルバムだよ〜
あんま専門的なことわからないけど、とりあえずめっちゃ聞いてます!!!
今年は、こればっかり聴いてます。ジャケの配色もキレイだと思います。
これは「PASSION〜」や「SEX〜」並の傑作じゃないですかね!?
コンセプト三部作の第一作なんですが、このまま行けばこの三部作は凄い作品になりそうですよ。
マカパインのキーボードに乗るヴァイのギターは最高。
彼の音って耳に自然と入ってくるような感じで、他のアーティストでは味わえないような感覚になりますね。是非聴いて欲しい作品です。
このアルバム聞いて思ったのは、早弾きなどの難関フレーズを実際は超絶なんですけど、
なんていうか、難しそうに感じさえないように弾いてると思います。
だから1曲目のBuilding The Churchなんかも難曲なんですが、その割にスッキリ聞けると
いうか。Vaiの超絶テクも次のステージにいったと思う。
それにコンセプトアルバムとしての完成度も素晴らしい。
ぜひ色々な人に聞いてもらいたいと思う^^
↑に書かれている皆さんの感想が、どれも凄くツボを得ていて、痒いところに手が届いたような気持ち良さと少々の悔しさを覚え(笑)僕も大いにこのアルバムへの賛辞の言葉を書き連ねてやろう!と思ったのですが、頭の中のコトバの在庫が見当たらない・・・なんとももどかしい限りです。もうほんとに、どこから書いて良いのか、どこから評価して良いのかもわからない。感想のとっかかりを求めてヘッドフォンを嵌めても、あっというまに「分析してやろう」とか「言葉に置き換えてやろう」とかいう邪念は押し流されてしまう。音の鳴っている時間がとにかく気持ちよくって、最後の曲が終わった瞬間、もの凄い疲労感に襲われるんですが、もう一回聴きたくなり、一曲目オープニングのタッピングを耳が求めてる・・・・って、世間ではこういうの「中毒」っていうと思うんですけど(汗) 海とかプールで泳いだ後って、こんなカンジになります。遊び終わって陸地に上がるとカラダがいつも以上にずっしりしていて、妙に寒気がする。水の温度のほうが温かく感じられ、心地よい浮遊感が恋しくなって、また水の中に・・・みたいな。
他でもないVaiの作品ですから(笑)、単にパワーコードやジャズのコードをジャカジャカと連ねられてるような「わかりやすさ」はありません。一回聴いただけでは、まず耳コピは不可能でしょう(笑)。その上で、どの曲も重厚で丁寧に、太くきらびやかなメロディをもって構成されているので、無秩序かつ無制約なワケワカランチン曲も聴き当たりませんでした。プログレみたいな難解さは皆無ですよね。加えて、クラシック音楽みたいなかんじでもない。ヴァイのヴォーカルもたくさん入ってるので、インストがダメな方にも大丈夫かと。
・・・でも、なんでしょうね。個人的には、Flex-AbleやTheUltraZoneのようにハチャメチャ感満載のアルバムとは違うタイプだと思いますし、とっつきやすい分、「個性と紙一重のデタラメさ&めちゃくちゃさ」を感じることも無い。全てが冷静に構成されてるし、精密に完成されているから、ハデハデでトゲトゲしいイメージも持ち得ない。じゃあ退屈でなんてことないアルバムなのか、落ち着いた気分で聴けるのではないかというと、今でも震えがくるほどドラマティックでエモーショナルな世界観に浸ることができる。
「二度と同じ道を歩かない」ことが心情なVaiと、そのアルバムたち。感性のガンコさを取り払えば、それら全てが、全く違う競技のチャンピオン達であることがわかります。その上で、彼らをちゃんと「一人の人間の創造物」としてしっかり繋ぎとめている、Vaiの個性とも言うべき「Vaiらしい」部分。僕にとってそれは、音響効果とか、音色のニュアンスとか、ヘンな奏法とか、ふしぎなコード展開とか、トリッキーな変拍子とか、その曲を構成するいろいろな要素に感じられることが多かったのですが、このアルバムでは、曲そのもの(というよりアルバム全体?)が、もはやVaiの「個性」であり、それが直にリスナーの感性を刺激してくるので、「この人またやってるよ〜」的なニヤニヤ笑いを通り越して「・・・なんだこれは」となってしまうのかも。
思い起こしてみると、アーティストの好みって、彼らのパーツに求めることが多い気がします。「このフレーズ!」とか「このヴィブラートのかけかた!」とか、「このチョーキング」とか。このアルバムでVaiの個性は、認識できないレベルまで「極小」していき、逆に作品全体に広がる「極大」なものへと、還元されていったのかもしれない・・・そうなってくると、もう「神」ですし、カミサマは「礼拝中にムラムラきちゃったらどうしようもないからさ!」なんてことは言わない筈なので(笑)、僕の誇大妄想的な解釈なのですが・・・・まぁ、Nevermindということでひとつ。
neil 2005年12月14日(水)21時50分
確かにこれは傑作かも。
以前と何が違うのか全然説明できないんだが、一皮むけた感じ。
大人になったというか、音楽家として柄を上げたというか。
これまでのキャリアが非常に自然な形で結実しているように感じる。
この人は相当な高みに到達したようだ。
HARRY 2008年10月26日(日)1時12分
HARRYさんのおっしゃるとおり、またまたステップアップした感のある作品ですね。しかーし、ヴァイっぽく聴こえない曲も入ってるような・・・。「ヴァイらしくない」ではなくて、「ヴァイっぽく聴こえない」。前作から徐々に浮き出てきた、ロック色からの脱却が、少しづつ推し進められ、次作につながるかー?