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BLACK SABBATH

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BLACK SABBATH

コメント・評価

<「BLACK SABBATH」における「BILL WARD」の重要性>
ユナイテッドキングダムが誇る史上最強のヘヴィーロックバンド、、、
その名は「ブラックサバス」。その偉大なるグループを支えて来た偉大なる
ドラマー、、、そう彼の名は「ビルワード」だ。
しかし彼の偉大なるドラムプレイはあまり評価されていない。全く有り得ない
話であるが、特に日本ではそうだ。全く嘆かわしい次第である。
確かに「イアンペイス」「ジョンボーナム」「コージーパウエル」程の派手さは
無い。しかし彼のドラムは正に「プロの中のプロ」と言えるプレイだ。
特に彼の本領はミディアムテンポの曲で発揮される事が多い。
あえてオリジナル期のサバスの曲よりもこのサイトでも人気No1のアルバムで
ある「ヘヴンアンドヘル」から1曲選んでみたい。勿論「ネオンの騎士」でも
「ヘヴンアンドヘル」でも「ダイヤング」でも無い。そうこのアルバムのラスト
を飾る名曲「ロンリーイズザワード」である。
まずイントロからノックアウトされるはずだ。この微妙なテンポの微妙なプレイ。
それに絡み付くギーザーのベース、これだけでも「サバス」のリズム隊の凄さ
が十分に伝わってくる。それから曲は少しづつ盛り上がって来るのだが、
入って来る「オカズ」がまた素晴らしくカッコイイのだ。この素晴らしい「オカ
ズ」の入れ方は「ゼップ」の「アキレスラストスタンド」における「ボンゾ」の
ドラミングをも彷彿させる。
確かに今の時代「ギターは超早弾き」「ドラムも高速で2バス連打」「ベースソロ
もギター並に速い」「Voは超ハイトーン」、、、て、3日で飽きてしまう。
そんな中で「ビル」と言う本当のドラマーのプレイは2005年の現在でも燦然と
輝いている。
「ヘヴンアンドヘル」が「サバス史上最高だ!」と言う皆さんへ、では何故この
「アルバムが最高なのか」と、問い掛けたい。
「ロニーの素晴らしいヴィブラート唱方」「アイオミの地獄のリフと天国のソロ」
ギーザーの「ヘヴィーながらランニングする歌うベース」と色々有ると思うのだが
実は「ビルの天才的天性から繰り出されるドラミング」だと私は言いたい。
「ロンリーイズザワード」の後半のドラムを注意して聴いてほしい。
だんだんフェイドアウトして行く所で「ビル」はオジーの2ndアルバムのオープ
ニングナンバーである「オバーザマウンテン」のイントロの衝撃的なドラミング
(因みにリーカースレイク)と同じ技を軽々と入れている。そこがまた良い!
ヘッドフォンか何かで聴いていないと殆ど聴き取れないくらいの所に「サラッ」と
入れてしまうのが英国の紳士なのか。
上記の事は勿論「オリジナルサバス」の数え切れない程の楽曲にも言える事だ。
皆さんも機会があれば「ビルのドラミング」に全神経を集中させて聴いてみたら
どうでしょうか、意外な発見が必ず有るはずです。
最後に、たとえアルバム一枚でもこんな素晴らしいメンバーをバックにして仕事
が出来たロニーは本当に幸運だったと思う。(後の二枚はドラムはヴィニー)

エビフライ ★★ (2005-03-12 23:02:00)


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