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BLACK SABBATH

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コメント・評価

今日は休み前で久しぶりに時間があるので、ちょっとカキコさせてもらい
ます。 最近書き込みも少ないし。
もう半年以上前にこの板で、「おっちゃん達のオリジナル期への思い込み
が強すぎる・・・」などという意見交換が幾度かありました。
その時に色々な方と意見交換できるようにと、ボーンアゲイン以降を揃え
て勉強したんですね。どんな曲か、くらい知らないと話になりませんから。
でも半年後というのが、おっちゃんらしくて「いやらしい」ですよね。
熱くなってる時じゃなくて、少し時間を経て「クール」になってからじゃ
ないと、冷静に判断出来ないですから。
<何故か"別扱い"の2枚>
当然オリジナル期といえば「ネバー・セイ・ダイ」までなんですが、私が
サバスのレコード(まだCD無かった)汗! を買わなくなったのは
ボーンアゲインからなんですね。 ですからこの間の2枚だけが自分の
中で浮いてるんですね。極端に言えば「たった2枚のサバス中期」と言うような感じですかね。
またまた食べ物の話になりますが(汗)、今回は「あんかけ焼きそば」に
でもしましょう。 オリジナル期は当然「麺も黒、あんも黒」で口の中が
真っ黒になって(笑)ました。 「ヘヴン・アンド・ヘル」は「黒い麺に
七色のあん」がかかって出て来たもんですから、最初はそりゃあ腰抜かし
ましたよ。 でも今となっては黒黒の味とは違いますが、絶妙なバランス
で「あんと麺」が合わさってこれはこれで大変旨いと思います。
じゃあ、「ボーン・アゲイン」はどこが違ったのか。
前作までは、少なくとも肝心の「麺」は黒かった。でもここからは「麺」
にも「紫色」が混ざっていると感じてしまったんですね。
流石にこれは「喰えない」となってしまったんですね。
楽曲的には、後で出てくる「マーティン」と同様の事が言えると思いますが
とにかく、大御所「ギラン」に敬意を称したのでしょうが。 んん~ん。
<学習した事 1>
人間誰しも最初に出会って「良い」と思ったもののは「思い入れ」は感じ
ますよね。 この板に投稿される方、閲覧される方、それぞれ最初の1枚
って違うと思います。 逆に言うと私は、「ボーン・アゲイン」以降の
アルバムにはどれにも「一切思い入れ」はありません(笑)から。
聴き始めは以前「エビフライ」さんが称していた「T/S/P(トニー
アイオミ・スーパー・プロジェクト)」として「どうなんだ」という聴き方
になるのか、と思ったのですが途中から聴く「観点」が変わってきました。
それは「アイオミがいかにアイオミらしいか」という聴き方に自然となって
ました。
<学習した事 2>
私なりの「アイオミがいかにアイオミらしいか」論。
まず大きく2つのタイプに分かれました。
1つは、「デューマナイザー」と「フォーヒィドゥン」Aタイプ。
もう1つは、それ以外の「5枚」のBタイプです。
Aタイプは、どちらも硬く、重く、無機質的な「リフ」が中心で、楽曲全体
も非常にタイトな音質に仕上がってます。
Bタイプは、「ヘブン・アンド・ヘル」の流れを汲んだ「様式美」を中心
とした「引き摺る」というよりも「聴かせる」方向にシフトしているよう
です。
Bタイプのアルバムでは、アイオミが他のメンバーに「合わせる」メンバー
の良いところと「協調」する。 そんな感じを強く感じます。
ですから、楽曲だけで無くバンドとしての纏まり具合が「音」にも表れて
いるのでしょう。
Aタイプは、とにかくアイオミが「このリフをこんな音で弾くゾー」って
感じで、アルバム全体で「音」のリーダー的要素を強く感じます。
<ディオとマーティン>
私の好みは別として、ギタリスト「アイオミ」を主観にして聴くとですね
というか、上手い下手とか言う前に「マーティン」てヘヴィロック歌いな人
では本来ないですよね。(なにかの本でも書いてありましたが)
サバス以外の参加バンドはそれほどヘヴィではないとかで、これが最も明確
に出てるのが「TYR」と「フォーヒィドゥン」ですね。
私が勝手に分けてしまったAチームでも、「デューマナイザー」はギザーが
主に曲を作り、「ベテランロッカー」としての「知恵」を含めた意味でも
ディオがいて、これは「別格」でしょう。
「フォーヒィドゥン」でも、アイオミは「へヴィなリフでタイトにやりたい
から、みんなついて来いよー」としたかったのでしょうが、他のメンバーが
ついて来れなかったようですね。DrとBはアイオミに合わせているだけで
個々のパートの創造性は感じられないし、マーティンは唄えてないし。
これはけして、そのアーティストの技量を指す事ではなく。
本来「アイオミ」の「得意技」をサポートし、更に「飛躍」させる
「アイデア」を持っていないメンバーだったのかもしれない。
極端な言い方をすれば、「隣の畑ならモット良い実を作れるのに」みたいな
ですね。
となると、皆さん大絶賛の「TYR」は、今回の「アイオミを聴く」という
聴き方をすると、他のメンバーの特性に合わせ過ぎて「最もアイオミが死ん
でいる」アルバムに感じました。 確かに早弾きなんかもしてますけどね
反面「そこいらの3流ギタリストにでも弾かせておけば十分」みたいな
AメロとBメロのバッキングの曲が1番多いのも「TYR」でした。
これは、マーティンが唄いやすい唄メロを考慮してという部分を強く感じ
てしまいました。 その逆が「フォーヒィドゥン」って事です。
<私だけかもしれないけど>
つい先日、新曲を作りにメンバーの家でデモ作りをしていたんですが、機材
は揃っているので私は手ぶらでした。さて、彼がギターを録り、私の番。
デモなので拘る事なく「同じギターで全く同じバンク(エフェクター)」
で録りました。
笑っちゃいましたね。元は同じなのに「録れてる音が全く違うんです」
彼は当然いつもの彼の音、彼のセットなのに私のパートはやっぱり私
がいつも出しているような音に近いんです。
つまり、それだけ音って「ピッキングやフィンガリング」のチョッとした違
いで「変わる」もんなんですね。
この時思い出したのです。 CDお持ちの方は聴いてみて下さい。
「The Law Maker」のGソロとあんまり人気は無い曲ですが
「デューマナイザー」1曲目「Computer God」のGソロを比べて聴いてみて
ください。 ミックスダウンによるアルバム特性の音質の違い「以外」の
ものを私は感じたのですが・・・。 「オオーッ。今日のアイオミは乗って
るねーっ」て、感じたのは私だけかもしれなけど。
てなわけで、このコメントはあくまでも
7枚全てに時代、個人的にも「思い入れ」はありません。
そして、ギタリスト「トニーアイオミ」としてどうか。
が前提のコメントでーす。

0フレット ★★ (2005-11-03 00:36:00)


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