レナリスさん、感想聞かせてくれてありがとうございます。 僕もこのアルバムを語るとき白蛇の「サーペンスアルバス」を引き合いに出すことがありますが、決定的な違いが全体的なカラーの違いだと思います。向いてる音楽の方向性は同じです。しかし、カヴァデールには女心をも鷲掴みにしてしまう「男の色気」があると思います。「IS THIS LOVE」と「OUT OF LOVE」を聞き比べると明らかですよね?共にサイクスは同じようなトーンを出して聴き手を魅了しますが、やっぱり前者はアダルトな女性をもメロメロにしてしまいそうです。後者は硬派な男泣きです。 サイクスならこの路線でもう少しキャッチーにも出来たと思います。でも、彼のカヴァデールに対する悔しさみたいなものをこのアルバムから感じてしまうんです。「VALLEY OF THE KINGS」の歌詞なんて見方によっちゃ「あの人」のことを言ってる様にも思えなくもない。男が意地で作ってやったぜ!!的なとこ僕は好きです。そういう奴が音楽界に一人くらいいてもいいかな、と(笑) サイクスのボーカルですが、僕は文句なしにかっこいいと思うし大好きです。しかし、やはりカヴァデールとは比べられませんね(笑)このお方はロック界の巨匠ですから。でも、「COVERDALE・PAGE」とか「RESTLESS HEART」以降の彼の歌唱よりは好きです。 「RIOT」「BILLY」「OUT OF LOVE」「BLACK HEATED WOMAN」はまさに一発KOでした。でも、やっぱサーペンスアルバスとどっちがかっこいいかなんて答えられません。残念ながら・・・。