「カヴァ帝国の歌」も私はなかなか好きです。
VHの「セヴンス・シール」などが好きな人ならば、ヘヴィーでありながら壮大さをまとったこの曲も好きなのではないかな。
この曲もまたドゥ～ン・ド・ドゥ～ンっていう感じのベースがいい。
帝国から追放された後にわざわざ帝国のテーマソングを作ってあげるなんて、
サイクスはいい人です(笑)
よほど帝国に対する「あんな想い」や「こんな想い」が強く、人知れず消化してしまうなんて、どう考えても腹の虫がおさまらなかったのでしょう。
サイクスは本当に多才だなと、このアルバムとサーペンスを聴いてると思います。
どんなものでも産めるんだなと…。
「OUT OF LOVE」と「BLACK HEATED WOMAN」は歌唱面でも本当に素晴らしく、一瞬この人がギタリストである事を忘れそうです。
ビジュアル・歌唱・演奏と3拍子揃っているのですから、これで好青年だったりしたら逆に嫌な奴かも知れません(笑)ちょっと歪んでるぐらいがちょうどいいのです。でき過ぎですよ。私の好きなギタリストの○○οさんなんて、残念ながら歌は
自宅で口ずさむだけにして欲しいような…(汗)
帝王の事は大好きですが、このアルバムを聴くと「あーあ。サイクスを追放した事はカヴァ・白蛇帝国において、大きな誤算だったね」と思わずにはいられません。言っても仕方がないけど、やっぱり残念だな……。

レナリス ★★ (2005-02-05 12:14:00)