とりあえず、何度か通しで聴けたので現時点での感想を書きたいと思います。 最初聴いた時ショックでした。もちろんそれはがっかりしたという意味ではなく、僕が94年のライブから想像していた89年のライブを遥かに上回る凄まじさに、そして「こんな奴等がこの世にいるのか」という驚きからです。 とにかく全編に渡ってジョンは弾き倒しているし、かといってエモーショナルになるところはとことんエモーショナルです。普通あんだけ弾かれるとうるさすぎてもおかしくないのにむしろ心地良いんですよ。録音がクリアで、ギターが前に出ている点も凄くかっこいいです。そしてあんだけ弾きまくりながら完璧に歌っているサイクスは神の領域ですね!!! トニー・フランクリンのベース、カーマイン・アピスのドラムも見事というしか言いようがないです。 全曲ライブの方がスタジオよりかっこよくなっているなんていうライブ盤には出会ったことありませんよ、まったく。中でも「VALLEY OF THE KINGS」は鳥肌モノですね。しかし、もっと今気に入っているのが「OUT OF LOVE」とか「STILL OF THE NIGHT」とかです。前者はジョンの泣きまくるギターと、何と言っても熱唱が感動的。後者ははっきり言ってこんな凄いバージョン聴かされたら本家のとか聴けませんよ(溜息)なんか、「STILL OF THE NIGHT」meets「SEX CHILD」って感じで、す、凄すぎる・・・・全く予想できなかったアレンジです!! ロッド・スチュアートの「HOT LEGS」がこんなに凄いことになっちゃうんですもんね。恐れ入りました。 というか、全曲凄くてコメントしていきたいんですがいきなり語り尽くしてもあれなので、会話の中で徐々にお話できたら、と思います!! ホントは「SEX CHILD」と「腹黒い女」も聴いてみたかったけどそんなことはどうでもよくなってしまうくらい正気では聴けないライブ盤ですね。「かっこいい」とか「素晴らしい」とかいうありきたりな言葉では表現できないレベルです。