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FEAR FACTORY
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FEAR FACTORY
コメント・評価
最近『TRANSGRESSION』発売に合わせてフィア・ファクトリーを久々に聴きなおしていたら、メタル魂に火がつきました。やっぱりかっこいい!
あまり好きでなかった『DIGIMORTAL』ですらも、彼らにしかつくり得ない独自のへヴィ・ミュージックであり、改めて孤高のバンドだなぁとしみじみ思う次第なんです。
スクリーム(デス声) &クリーン・ヴォーカルという、昨今のニューメタル、メタルコアその他へヴィ・ロック勢のトレードマーク的手法の元祖のひとつは、間違いなくフィア・ファクトリーです。
演奏(特にリズム・パターン)、サウンドづくりにしても、パンテラ、マシーンヘッド以降のモダンなヘヴィ・メタル・サウンドの中で、最も個性的・先鋭的かつ洗練され、10年前の作品が少しも色褪せていないどころか、今もって誰も追いつけないレベルの輝きを放っています。
大人気のスリップノットあたりだって、たぶん彼らの影響を強く受けているはず。メタル最先端を突っ走るソイルワークも、デヴィン・タウンゼント経由で明らかにフィア・ファクトリーの音楽性を受け継いでいます。
今まで発表してきた作品の質、メタルその他のヘヴィ・ミュージック・シーンに及ぼした影響の大きさを考えれば、メタル界の重鎮として、それなりの扱いを受けて然るべきバンドでしょう。
が、しかし現実にはどうかというと、彼らはずっと過小評価に泣いてきたバンドだと言えます。本国アメリカで最高に売れてもゴールド・ディスクがせいぜい(それもカヴァー曲が受けたおかげ)。
フォロワー達がどんどん売れていくのを横目に、売れたいと願って親しみやすい曲を増やしてみたりしても、状況は好転せず、メンバー間の諍いからとうとう分裂、解散に。
再結成した後も完成度の高い作品をつくっているにも関わらず、知名度はいまひとつ上がらないまま・・・。
日本での評価も、はっきり言って「マニア向けバンド」程度の扱いではないでしょうか。例えば私の住んでいる地域ではまず入荷しないので、フィア・ファクトリーの新譜を買おうと思ったら、注文して取り寄せてもらわなければ手に入りません。
こんなに良いバンドなのに、もったいない・・・。
そんなわけで、今月は私的「フィア・ファクトリー応援月間」だ!
フィア・ファクトリーの魅力を広めるため、地道に地味に語っていこうと思います。
うにぶ
★★
(2005-09-24 18:53:00)
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