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GAMMA RAY

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コメント・評価

B!誌や一部の人の間ではカイのヴォーカルを疑問視する向きがあるのは好ましいことではない。
僕ははっきり言うと、ヴォーカリスト一人で「歌い手」の力量を測るのではなく、「バンド」の音として音楽を聴く人間である。
つまり、歌がうまいか、音程があっているかという問題ではなく、「バンドが作る音楽にマッチしているか」という視点である。
ギターに様々な音色があるように、声にも人それぞれ音色がある。その意味ではGAMMA RAYの創り出す音楽にカイの声はとても理想的だと言わざるを得ない。正にこの音楽が求めるヴォーカルの「音色」である。
その関係でSONATA ARCTICAについては僕はトニー・カッコーのヴォーカルはカイ同様「うまい!」と膝を叩くような歌声ではないし、ヴォーカルをメインにしたソロ・アルバムを出してもあまり魅力的なものにはならないと思う。しかしSONATAの音楽をすんなり良いと思えるのは、トニーの声が音楽にピシッと決まっているからに他ならない(曲の良さもあるだろうが)。
ヴォーカルを一つの「楽器」として音楽を聴くようになればまた違う視点でそれぞれの役割を認識できるようになるのではないか。
ただでさえHR/HMは主として英語で歌われているため、日本語で歌われるもののように歌詞や歌メロだけが直接頭の中に入ってこず、バンドの音と一緒に聞こえてくる音楽だと思うのだが。
僕は世間がなんと言おうと今のGAMMA RAYを応援する。カイにもこのまま最後まで頑張ってもらいたい。選任ヴォーカルを入れて方向性を変えてしまったり、マイケル・キスクを加入させて過去の幻にすがりつくようなまねはしないで欲しい。

ちょんぼし ★★ (2002-11-01 10:03:00)


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