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Turn of the Cards / RENAISSANCE
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2005-01-12 21:31:00)
『プロローグ』『燃ゆる灰』と来て、遂にルネッサンスがその孤高のオリジナリティーと貫禄を見せつけ始めた作品だと思います。
華麗に疾走する「孤独の旅路」で幕を開け、「君を想う」で優しく語りかけます。こういう正に小曲といった感じの楽曲がルネッサンスの魅力の一つなんですよね~。特に派手でもなく、華もないけど、これがあるから後にある大作などがグンと引き立つんです。
続く「わたしには解からない」は大作。サビがまんまBLIND GUARDIANの「Punishment Divine」かと思いました(笑)。まあそんなことはどうでも良くて、これもルネッサンス面目躍如と言いましょうか、とにかく彼等のアンサンブルの魅力が、まんまるに太った旬の寒ブリのように引き締まって詰まっています。
「黒い炎」も純粋にメロディが素晴らしですねぇ。至る所に「らしさ」が見えます。「冷たい世界」はなんといいますか、静謐すぎて思わず背筋がピンとなるような神聖さがあります。こういう曲と「君を想う」のような曲の対比も面白いですよね~。
そして最後の「母なるロシア」、これは超名曲!。歌詞にもあるように冷戦時代のロシアを歌ったものです。曲自体からロシアの寒さや雪景色が感じられます。ダンフォード&サッチャー、恐るべし!。
間違いなく名盤でしょう!。もう醸し出す雰囲気が他を圧倒しています。
ファンは必聴。その重厚なサウンドの前にひれ伏しちゃって下さい(笑)。

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