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Eye of the Storm / BRAZEN ABBOT
メタラァ ★★ (2004-10-12 09:55:00)
ギタリスト、ニコロ・コツェフによるプロジェクトのようなバンドの2nd。ヴォーカルは全員がゲストなのでバンドというよりソロ・プロジェクト的な色が強い気がする。
本作にはヴォーカリストは3人で、ジョー・リン・ターナーが4曲、ヨラン・エドマンが5曲、そしてSTORMWINDのヴォーカリストとして知られるトーマス・ヴィクストロームが2曲で参加していて、そのヴォーカルのクオリティは面々を見ればわかるとおりかなりのもの。
肝心の楽曲の方はリッチー・ブラックモアからの影響を匂わせるハードロック(ハモンドの音色が良い感じ)、メロディックなミドル・テンポの曲、バラードなどで構成され、出来としては飛び抜けたものはないにしても、やっぱりジョーの歌うリッチー的ハードロックは格好良いし、特に8,ROAD TO HELLはギターとヴァイオリンの絡みがスリリングな佳曲。バラードが多いヨランも彼の声に合った雰囲気で良い仕事っぷり。トーマスはこれで初めて声を聴いたけど北欧らしい、良い声の持ち主で上手さもかなりある。良いシンガーですね。
なんか、自分で読んでも味気のないと感じる文章ですね。(笑)
正直、作品としてエキサイトメントが足りなかったから、逆のつまらなさもあんまなかったし、どう切り込んでいいかわかりづらい作品だったのかも。1曲1曲の出来は悪くないし、モノによっては格好良い・良い曲だと思えるものもある。それにヴォーカルは上手いし。
でも、なぁんか普通。
ちなみに、ニコロのギターはこれだけの人を呼べるだけあってなかなか上手い。

→同意