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The Underworld / EVILDEAD
火薬バカ一代 ★★ (2007-04-10 21:49:00)
AGENT STEELのフォアン・ガルシア(G)と、ABATTOIRのメル・サンチェス(B)が中心となって、
LAで結成された5人組スラッシャー、'91年発表の2ndアルバム。
爽快に飛ばしまくっていたデビュー作『ANNIHILATION OF CIVILIZATION』に比べ、ググッと重心を低く落として、
スピードよりもヘヴィネス演出に主眼を置いた作風は如何にも90年代の作品ぽいが、別にスピード・チューンが
なくなったわけでも、シアトル勢やグランジ・サウンドから悪影響を受けていたりするわけではないので安心されたし。
強いて例えるなら、SACRED REICHの1stから2ndへかけての変化に近い感じ?
重厚さを倍増させ、ジャキジャキと刻まれるクランチーなリフや、重々しく疾走するリズム、
そして歯切れの良い硬派なVoが隙間なく攻め立ててくる楽曲は、とにかく圧倒的迫力を誇り、
中でも、DARK ANGELのジーン・ホグラン(Ds)がゲスト参加している④は、個人的にイチオシのスラッシュ・ナンバー。
前作収録の“HOLY TRAILS"のようなドラマチック路線の楽曲が姿を消してしまったのは残念だが、
高いドラマ性を感じさせる流麗なツインGは相変わらず健在なので、まぁ良いかな、と。
その代わりと言うわけじゃなかろうが、SCORPIONSの名曲のカヴァー⑧が収録されていて、
ここでVoのフィル・フォロワーズが披露するメロディアスな歌唱がなかなかに上手い。また、バックアップVoとして参加している
METAL CHURCH~REVERENDのデヴィッド・ウェインもパワフルなシャウトを響かせてくれています。
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