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Welcome to the Show / EVIL MASQUERADE
HELL-BITES ★★ (2005-01-12 14:07:00)
そう、このアルバムは、楽曲云々よりも、ヘンリックのヴォーカルのファンの人が聞けばいい。その筋の方なら大満足だと思う。ヘンリックは、レンジも表現力もロイヤル・ハント時代から一皮むけたようである。
一応楽曲について説明すると、疾走感に重点を置いたネオ・クラシカル・メタルと言う感じで、大半の楽曲が、疾走曲であるので、疾走マニアには美味しい作品。
ただ、純粋なネオクラシカル作品として考えると、ちょっとクラシックからの引用が露骨すぎるような感じがする。引用するにしても、もう少し捻った方が・・・ギターはそこそこ巧いけどね。
楽器隊では、個人的にはギターよりも、テクニカルなリズム隊に耳が行った。特にドラムスは素晴らしい。
あとはやっぱりゲストキーボードですね。アンドレ・アンダーセン、リチャード・アンダーソン、マッツ・オラウソンという、その手の有名奏者が2曲において弾いていらっしゃる。特にアンドレのプレイは素晴らしい。楽曲の世界観にピッタリです。
次作では、もう少し楽曲の練りを期待したいが、なによりもこうしてヘンリックの歌声が甦ったことは嬉しいことだ。
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