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Welcome to the Show / EVIL MASQUERADE
某 ★★ (2005-02-03 18:33:00)
Royal Huntの初代ボーカル、ヘンリク・ブロックマンとWuthering Heightsのネオクラギタリスト、ヘンリク・フリーマンが中心に結成したバンドの1作目。2004年に発売された。
さてこのバンド、先述したとおりRoyal Huntの元ボーカル、ヘンリクが参加するとか、Royal Huntのブレイン、キーボーディストのアンドレと
現Time Requiemの鍵盤魔人リチャードアンダーソンがゲストで弾いてるとかで結構話題になったアルバムなのだが、
肝心の楽曲はその参加メンバーから予想されるとおり、様式美・ネオクラシック・パワーメタルです。
大半が疾走感のある曲ばかりなので、普段ネオクラを敬遠する方でも割りとすんなり聞けると思います。
またこの作品、露骨にメジャーなクラシック曲の引用をいろんなところでやってるので、普段メタルを聞かない方にも
「こんな面白バンドがあるんだぜ」といえるようなできばえ。ただ引用が結構強引なので、それに伴ってちとプログレっぽいところが
なきにしもあらずで、不思議な構築美・曲展開に触れられます。
収録曲も割りとバラエティーに富んでいて、キャッチーでドタバタした感じが表現されている2曲目、11曲目、
ソロ部分で二人の鍵盤魔人が激しくバトルするネオクラチューン3曲目"The Wind Will Rise"、流麗なサビメロが印象的な4曲目"Oh Harlequin"、
クラシックからの引用が強引な5曲目、7曲目など、まさに"Evil Masquerade!"といった感じのごった煮アルバムです。
個人的にはこのハイテンションで聞きやすいネオクラアルバムがとても気に入っているので、頻繁に聞いてます。
露骨なクラシックの引用が苦手でない方は、一聴してみる価値はあると思います。おすすめ。
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