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Aspera Hiems Symfonia / ARCTURUS
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2005-01-02 07:04:00)
ARCTURUSの1stアルバム。
オリジナルは1996年発表で、現在出回っているものはボーナスディスク付き二枚組みの作品となっています。以下音源の感想です。
DISC-1
「Aspera Hiems Symphonia」の音源です。
2ndではアバンギャルドで知的な音楽、3rdでは一度聴いただけで虜にするようなポップ性を持ちながらも練りこまれたメタルを聴かせてくれましたが、この作品では普通に(?)シンフォニックブラックしてます。とにかくSverdのキーが印象的な作品で、私は金属的な音色のそれからはオーロラを、
ピアノの音色からは星の瞬きをそれぞれイメージしました。ノルウェーの夜空ってこんな感じなのかな…って想像したくなるような煌びやかな音ですが、たまに宇宙人が出てきそうな(笑)ミステリアスな所もあります。
そして次に印象に残ったのはGarmのヴォーカル。普通声も充分美声でしかも上手いですが、デス声が本当に素晴らしい!!高音での硬質ながなり声ですが、Ulverの1stの時よりも格段にパワーアップし、物凄い邪気を放出しています。個人的に、MAYHEMのManiacやAttilaに次いで最も好きなヴォーカリストの内の一人です。ですが、ミディアムテンポ中心の為、ブラックは疾走してなんぼっていう人にはもしかしたら合わないかもしれません。私的には名盤です。
DISC-2
91年発表の「My Angel」から2曲、94年発表の「Constellation」からの4曲に「The Deep Is The Skies」「Cosmojam」を足した、計8曲からなるCD。「Constellation」の内容は「Aspera…」収録曲の別バージョンですが、あのSamothが在籍していた時の音源なので資料的価値も高いかもしれません。また、Garmの声が若いです。デス声はまだ迫力不足かもしれませんが、普通声はちょっと素朴な感じがしてこっちはこっちで違った魅力があると思います。音質は「Aspera…」と比べると少し悪いですが、全く聞き苦しくはなくブラックの中ではかなり綺麗な方だと思います。
→同意