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From the Cradle to the Stage / RAGE
メタラァ ★★ (2005-01-07 18:33:00)
RAGEの20周年記念2枚組みライヴDVD。(勿論2枚組みCDもあり)
DISC1には2004年1月25日のドイツでのライヴ本編、DISC2にはバンドへのインタビューやPV11本、スタジオでのレコーディング風景、ライヴ本編のメイキング、そして1987年、1997年、1999年、2001年のライヴ(1987年のモノは音も映像もかなり悪いけど、古いので貴重。ちなみに2001年のはヴァッケンでのライヴ)、あと個人的にはそんなに重要ではないけどディスコグラフィーを収録。このボーナスDISCだけでも結構なヴォリュームで見応えたっぷり!
しかし、肝心なのはやはりライヴ本編になるわけですね。
セットリストは当然ながら新旧の楽曲を交えた、まさに"アニヴァーサリー"な選曲。これに関しては文句は全くありません!…ただ、俺はRAGEのアルバム、『SOUNDCHASER』しか持ってないから「あの曲は?」「この曲は?」と注文を付けることなんか初めから不可能なんですけどね。でもね、やっぱり良い曲満載ですよ!元々彼らのファンなら大満足間違いなし!!っていう感じですね。メドレー形式で演奏される曲もあるので「あぁ、この曲短くするなよ!」って思う人もいるかも知れませんが、その分曲数増えたと思って堪忍してください。(笑)
バンドのパフォーマンスもカッコいい!個人的に、ヴィクターはロシア人ということで勝手にクールなイメージを抱いていたので(ロシア人ってなんとなくクールなイメージなんです…)、本作で観られるようにアグレッシヴなパフォーマンスをしてくれるとは思ってもみなかったので、非常に良い意味で驚きました!『SENT BY THE DEVIL』のオープニングでピーヴィーの「1,2,3,4!!」というカウントに合わせてヴィクターも指でカウントを取るところとか、結構惹かれちゃいましたねぇ。
演奏も素晴らしく、ヴィクターはテクニカルでメロディアスなプレイはさすがだし、マイク・テラーナはテクニックも凄いし、スノーウィ・ショウに迫ろうかというぐらいにパワフルで勢いのあるグルーヴ感が堪りません!名曲揃いの選曲ですが、個人的にハイライトだと言っても過言ではないのは、マイクのドラム・ソロかも知れません。古い話ですが「イングヴェイのとこ辞めて良かったね」と言ってあげたいです!(笑)こんなに凄いソロを披露する時間を設けてもらえないんですから!とにかく、彼のドラム・ソロにはかなりのインパクトを受けました。
ピーヴィーのヴォーカルもあの逞しい声がかなりカッコ良く、高音域が多少苦しそうなときもあれど喉は最後まで衰えず。恰幅がかなり良いのでステージがちょっと狭そうなのが気になりました。(笑/5弦ベースがあんなに小さく見えたのは初めてです!)パフォーマンスは、やはり20年やってるだけあって聴衆の煽り方はなかなか上手いですね。たまに「可愛い」なんて思える箇所もありますが…。(手でハートの形を作ったり/笑)
思ったよりもステージは小さかったんですが、3ピースのバンドなんで大した問題でもありませんね。3ピースのバンドとは思えないくらいパワフルです!もう最高レベルですね!
照明もなかなかカラフルで、時にはダークで良かったですし、カメラワークもマイナス面は全く思い当たりません。興奮させてくれます!
"20周年記念"ということで昔からのファンには堪らない内容なんじゃないでしょうか?加えて、楽曲・選曲の良さ、サウンド・映像の良さなどから俺のようなRAGE初心者も充分過ぎるほど楽しめると思います!是非是非、観てもらいたいですね!

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